第一章: マジックミラー越しの婚約者
西園寺 紗雪「ま、真壁……っ、何をなさるの……? ここは、温室の物置ですわ……っ」
薄暗い隠し部屋の中、淡い水色のシルクワンピース越しに、冷え切った指先が背筋を這い上がってくる。
真壁 律「お静かに、お嬢様。その曇り硝子の向こうを……よくご覧なさい」
真壁の白手袋が襟元を微かに引く。耳元に吹きかけられる微温い息に、紗雪の肩がびくりと跳ねた。
嘘……玲司さんが、すぐそこに……?
マジックミラーの向こう側、陽光溢れるサンルームで、婚約者の橘玲司が穏やかな笑みを浮かべ、紅茶を口に運んでいる。わずか数歩の距離。硝子一枚隔てただけの白日の下に、純潔を誓ったはずの伴侶がいる。
西園寺 紗雪「あ、だめ……っ、玲司さんが……っ! 振り向いたら……っ」
真壁 律「呼んでごらんなさい。あの男に聞こえたらどうなるでしょうね。あなたが今、ここでどんな顔をしているか、教えて差し上げますか」
ジッと無慈悲な金属音を立てて、背中のファスナーが引き下げられた。外気より冷たい執事の呼気が、晒された無防備な項に吹きつけられる。
西園寺 紗雪「ん、ぁ……っ! 肌を、直接撫でないで……っ、ひゃぅ……っ」
剥き出しになった白絹のような背筋に、手袋の布地がざらりと擦れ、甘い悪寒が走る。♥
真壁 律「口では拒みながら、下着の奥はすでに濡れそぼっている。その花びらこそ、お嬢様の偽らざる本性ですよ」
西園寺 紗雪「ちがっ……違います……っ、これは、あなたが無理やり……っ」
真壁の鞄から取り出された冷たい真鍮の先端が、薄いレースの布地を押し上げ、紗雪の秘めやかな蕾を捉えた。
第二章: 微動だに許されぬ開発の儀

西園寺 紗雪「手首を、縛るなんて……っ、動けませんわ……っ! ほどいて……お願いだから……っ!」
柔らかな絹紐が、木製椅子の背もたれと両手首を無慈悲に縫い止める。肌に食い込む繊維の感触が、逃げ場のない現実を皮膚から叩き込んできた。
真壁 律「暴れて音を立てないための配慮です。……ほら、橘様がこちらを見ておいでですよ」
硝子の向こうで玲司がふと立ち止まり、鏡面へと視線を向けた。微動だにしない鏡に映る自分のタイを直しながら、小首を傾げる。
橘 玲司「紗雪さん、遅いな……どこに行ったんだろう」
距離にして一メートルもない。紗雪の唇から漏れかけた悲鳴を、真壁の手のひらが容赦なく塞いだ。
西園寺 紗雪「ひ、ぅ……っ! んぐ……っ、こっちに来てしまう……っ」
その瞬間、硬質な銀色のローターが、潤み始めた花芽へと容赦なく押し当てられた。
西園寺 紗雪「んんぅーーっ……っ!? あ、あぁっ……! びくっ、て……っ!」
真壁 律「声を上げれば即座にバレますよ。……出力を、上げましょう」
チチチと甲高い微小な振動音が下腹部を貫き、塞がれた唇から熱い吐息が零れ落ちる。♥
西園寺 紗雪「だめ、そんな……機械の、震えが……奥まで、響いて……っ! お腹が、疼いて、へんなの……っ!」
真壁 律「変ではありませんよ。婚約者のすぐ傍で弄ばれる背徳に、その花芯が歓喜している証拠です。ごらんなさい、蜜が金具を伝って滴り落ちている」
橘 玲司「ちょっと温室の中を探してみよう」
玲司の革靴が床を叩く硬質な音が、隠し部屋の扉へと確実に近づいてくる。
第三章: 硝子一枚の〇〇と崩壊

ガチャリ、と扉の外で金属製の取っ手が鳴り響いた。
橘 玲司「紗雪さん、ここにいるのかい?」
扉一枚隔てた至近距離から投げかけられた声に、紗雪の全身から血の気が引く。
西園寺 紗雪「っ……! 玲司、さ……ん……っ、だめ、開けないで……っ」
真壁 律「声を出したら、彼をここへ招き入れますよ。……あなたの、この淫らな有様をね」
冷たい囁きとともに、小さな卵型の振動器具が、未通女の狭い蜜蕾の奥深くへと滑り込んだ。
西園寺 紗雪「ひゃぅっ……ぁ、あぁああっ……! 奥、に……っ、何かが、入って……っ! んくぅ……っ」
真壁 律「締まりが良すぎる。婚約者の目の前で、こんなに蜜を溢れさせて……吸い付いて離さない」
コン、コンと扉を叩く木肌の乾いた音。体内で唸る強烈な振動。その二重の刺激が、紗雪の理性を跡形もなく焼き払っていく。
だめ……見つかってしまうのに……こんな、奥を引っ掻き回されたら……声が、漏れちゃう……っ!
西園寺 紗雪「あ……っ、もう、息が……っ! ん、ぁぁっ……い、くぅ……。なか、が……びくびく、してるのぉ……っ!」
内壁が狂乱したように蠢き、機械の円頭を締め上げる。視界の輪郭が眩い光の粒子となって激しく明滅した。
真壁の上着の襟に顔を埋め、紗雪は声にならない絶頂の痙攣に全身を跳ねさせ、熱い蜜を激しく噴き出させた。♥
下腹部が引き攣れ、何度も、何度も波打つ。外から玲司の微かな呟きが漏れた。
橘 玲司「気のせいか……鍵がかかっているな。中庭を探してみよう」
第四章: 蜜に溺れた共犯の余韻
遠ざかる足音を聞きながら、真壁は静かに器具のスイッチを切り、紗雪の手首を戒めていた絹紐を解いた。
西園寺 紗雪「はぁ……っ、はぁ……っ、私……なんて、ことを……っ。玲司さんの、すぐ側で……あんな……っ」
床には、溢れ出た熱い雫が点々と生々しい染みを作っている。膝の震えが止まらず、自力で立ち上がることすら叶わない。
真壁 律「お見事でしたよ、お嬢様。声一つ漏らさず、見事にイッてしまわれた。……あのような無粋な男の妻には、もう戻れませんね」
細い指先で汗ばんだ前髪を優しく払われ、紗雪の喉から切ない吐息が漏れた。その柔らかな愛撫に、身体が嫌悪ではなく歓喜で震えてしまう。
西園寺 紗雪「……真壁、の……せい、ですわ……っ。私を、こんな体に、して……っ。責任を、取ってくださるのでしょうね……?」
潤んだ瞳で上目遣いに見上げる紗雪の顎を、真壁は革手袋を外した素手で静かに持ち上げる。
真壁 律「もちろんです。さあ、お部屋に戻りましょう。……夜のレッスンは、まだ始まったばかりですから」
オレンジ色の西日が差し込む温室で、紗雪は逆らうことなく、自ら執事の胸へと濡れた額を預けた。