第一章: 露わになった絶対零度の秘密
深夜零時を回った部長室。空調の切れた淀んだ空気に、凍りつくような沈黙が張り詰めていた。
九条 麗華「……ひっ!? な、なんであなたがここにいるの、篠崎……っ!?」
漆黒の長い黒髪を激しく揺らし、麗華は華奢な両腕で自身の胸元を隠すように身を縮めた。
だが、その悪あがきは無意味極まりない。肌を包むのは、光沢を帯びた黒エナメルの逆バニースーツ。豊かな双丘の先端と、極限まで細く絞られた下腹部の狭い布地以外、透き通るような白肌が剥き出しになっていた。
篠崎 一馬「本日の役員会に提出する、最終決裁の書類をお持ちしたのですが……これは、随分と刺激的な残業ですね」
銀縁眼鏡のブリッジを中指で押し上げ、一馬は背後の重厚な扉へ静かに左手を伸ばす。
カチャリ。金属の噛み合う冷酷な施錠音が、狭い室内に吸い込まれて消えた。
九条 麗華「ち、違うわ! これは……来月の親睦会で配属される新入社員への、余興衣装の確認で……っ! 見ないで、今すぐ出て行きなさい!」
篠崎 一馬「言い訳にすらなっていませんよ、部長。……布地をここまで削ぎ落とした衣装で、独り、鏡に見惚れていたのですか? スーツの下にこんな扇情的な肉体を隠していたとは、恐れ入りました」
革靴の底が毛足の短い絨毯を踏みしめ、一歩、また一歩と間合いを詰めてくる。
九条 麗華「な、何を言って……っ、近寄らないで、来ないでちょうだい!」
後ずさる麗華の膝裏が、マホガニー製の重役デスクに鈍く当たった。逃げ場が完全に潰える。
篠崎 一馬「私の要求を拒否なさるおつもりですか? では、このスマートフォンで撮影した高解像度の記録を、明朝、全社一斉送信のメーリングリストに流すしかありませんね」
手にした端末の液晶が青白く光り、麗華の青ざめた貌を惨めに照らし出した。
九条 麗華「な……っ、卑劣よ、篠崎……っ! あなた、自分が何を言っているのか、本当に分かって……っ!」
篠崎 一馬「私は至って正気ですよ。従順なウサギさんになれば、この秘密は二人だけのものだ。ほら……両手をデスクの端について、その無防備極まりない腰を、こちらへ向けなさい」
耳元へと滑り込む湿り気を帯びたバリトンに、麗華の背筋を粟立つような戦慄が駆け抜ける。
九条 麗華「く……っ、この、生意気な平社員のくせに……っ!」
篠崎 一馬「カウントを始めましょうか。三、二――」
九条 麗華「わ、分かったわよ……っ! 従えばいいんでしょう、従えば……っ!」
屈辱に震える指先がデスクの冷たい天板を強く掴み、爪が軋んだ音を立てる。
命じられるがまま、麗華は腰を突き出し、背を弓なりに反らせて艶やかな臀部を一馬の眼前へと晒した。
薄暗がりの中、エナメルの光沢と対比をなす純白の曲線が、生々しい熱を帯びて小刻みに震えている。
篠崎 一馬「息を呑むほど美しいですよ、部長。……後ろから見ると、本当に罠にかかった無力な雌兎だ」
一馬の細く長い指先が、布地の隙間、汗で湿り始めた柔肌の裂け目へと容赦なく這い寄った。
第二章: 足音の忍び寄る蜜指愛のしつけ
九条 麗華「んっ……ぁ、やめ……そこは、触っちゃ、だめぇ……っ!」
篠崎 一馬「声が高いですよ、九条部長。……静かに。廊下から誰かの足音が近づいてきます」
コツ、コツ、コツ。硬いパンプスのヒールが床を叩く軽快な響きが、夜の静寂を切り裂いてこちらへと向かってくる。
麗華の全身の筋肉が一瞬で硬直した。
神崎 冴香「あれー? 部長室、まだ明かりついてる……? 麗華部長ー? まだいらっしゃいますかー?」
ドアノブがガチャリと乱暴に回される。施錠されたラッチが枠にぶつかり、金属の鈍い震動が部屋の隅々まで響き渡った。
悲鳴を上げそうになる麗華の口元を一馬の左手が素早く塞ぎ、デスクの深い影へとその豊満な肉体を強引に引き倒す。
右手の指先が、逆バニーの細いクロッチを横へと強引に押し広げた。
篠崎 一馬「ほら、早く返事を。不審がられてマスターキーでも持ってこられたら、あなたの会社員人生は今夜で幕引きですよ?」
耳朶へ吹きかけられる生温かい吐息。同時に、一馬の乾いた指腹が、露わになった濡れそぼる小さな花芯を、じゅち、と情け容赦なく弾き潰した。
九条 麗華「んぅぅ――っ!? ぁ……っ、ふ、ふーっ、んんっ!」
掌の隙間から抗いがたい熱い呼気が漏れ出す。麗華は必死に息を整え、震える声を絞り出した。
九条 麗華「は、はいっ……! ど、どうぞ……じゃなくて、もう退社したところよ……。んんっ、書類の、整理中で……っ!」
神崎 冴香「え? 部長、なんか声が妙に掠れてませんか? もしかして体調悪いんですか?」
篠崎 一馬「声が震えていますよ、部長。この程度で我慢できないんですか?」
一馬は冷酷に微笑み、蜜に濡れきった最奥の隙間へと、揃えた二本の長指を根元まで一気に滑り込ませた。
ぬちり、と淫ら極まりない水音がデスクの足元で爆ぜる。
九条 麗華「か、風邪気味なだけよ……っ! ゲホッ……だ、だから、早く帰りなさい……ぁっ、んぁっ、ふぁ……っ!」
神崎 冴香「わかりましたー! 無理しないでくださいね! お先に失礼しまーす!」
遠ざかる軽快な足音。それが完全に聞こえなくなった瞬間、一馬の指先が奥の敏感な襞を執拗に掻き回し、肉芽を内側から抉り上げた。
九条 麗華「……っ、あぁぁッ!? うそ、奥、だめぇっ、そんな、指を曲げられたらぁっ!」
篠崎 一馬「もう誤魔化す必要はありませんよ。部下に聞かれそうになって、こんなに濡れそぼって……ふしだらな部長だ」
九条 麗華「♥「ひぁっ……ん、ぁっ! もう、許して……っ、篠崎ぃ……っ、頭、ぐちゃぐちゃになっちゃうぅっ!」[/Heart]」
デスクの天板を爪で引っ掻き、麗華の腰が無意識に一馬の指を貪るように小刻みに波打つ。
掻き出される愛液が、黒革のデスクマットの上にぽたぽたと重たい滴となって散った。
九条 麗華「や、だ……イッちゃう、声、出ちゃうからぁっ! あぁぁッ、ん、ぁあああッ!!」
麗華の引き締まった腹筋が硬直し、爪先がピンと跳ね上がる。
指先から伝わる痙攣を受け止めながら、麗華は逃げ場のない絶頂の奔流に激しく呑み込まれていった。
第三章: 理性を焼き尽くす波状の連続クライマックス
篠崎 一馬「部長、まだ足りないでしょう。指を抜いただけで、こんなにボロボロと溢れさせて……俺の熱いものを欲しがっている」
一馬は首元のネクタイを乱暴に緩めて引き抜き、床へ投げ捨てた。
痙攣の余韻でぐったりとした麗華の身体を抱え上げ、来客用の黒革ソファへと仰向けに押し倒す。
九条 麗華「ち、違う……これは、あなたが無理やり弄ったからで……っ、調子に乗らないで……っ!」
篠崎 一馬「その強がりも、すぐに嬌声へと変わる。あなたの全部を、俺のこの身体で暴いてみせますよ」
逆バニーの切れ込みから零れ落ちそうな双丘を一馬の両手が荒々しく鷲掴みにし、豊潤な果実を歪める。
ずっしりと熱を孕んだ先端が、すでに滴り続ける麗華の濡れた最深部の入口へとあてがわれた。
篠崎 一馬「ずっと、あんたのこの傲慢な仮面を剥ぎ取って、めちゃくちゃにしたかった……麗華さん」
九条 麗華「っ……ぁ、な、名前で……っ、だめ、そんな太いの、入っ……あぁぁぁッ!?」
灼熱の太い楔が、抗う猶予を微塵も与えず、狭い入り口を押し広げて最奥へと一閃の勢いで貫通した。
ずぶり、と重い摩擦音が室内の空気を切り裂く。
九条 麗華「あ、ぁっ……! 篠崎っ、ふか、い……っ! お腹の奥、突き破られちゃうぅっ!」
篠崎 一馬「麗華、麗華……っ! 締め付けが狂おしいほど熱い……っ、二度と俺から逃げられないようにしてやる!」
九条 麗華「♥「ん、ぁ……っ! あぁっ……! 壊れちゃう、わたし、もう……っ、あッ、奥、すき……イク、イッちゃうぅっ!」[/Heart]」
重なり合う肉と肉の衝突音、跳ね飛ぶ愛液の湿った水音が、深夜のオフィスに途切れることなく反響する。
麗華の白く細い脚が一馬の腰に絡みつき、背中を爪が引き裂かんばかりに掻き抱いた。
篠崎 一馬「逃がさない……っ、もっと奥まで、俺の証を刻み込んでやる……っ!」
無慈悲なピストンが最深部の弱点を容赦なく穿つたび、麗華の視界が火花を散らすように明滅した。
九条 麗華「だめぇっ、また来る、波が、止まらないのぉ……っ! ん、ぁああっ! ああっ、もうっ、いっちゃうぅぅッ!!」
収縮した柔肉が一馬の太さを締め上げ、引き絞られた喉から歓喜の悲鳴が迸る。
一度目の絶頂の波が引ききる間もなく、腰を打ち付ける速度がさらに苛烈さを増し、二度目の激震が彼女を襲う。
九条 麗華「篠崎っ、一馬ぁっ……! あ、あぁっ! すき、すきだからぁっ、もっと、もっと突いてぇっ!!」
篠崎 一馬「麗華……っ! 一緒に果てるぞ……っ、あぁぁッ!!」
九条 麗華「あぁぁぁぁあああッ――!!」
熱い奔流が最奥の壁を叩き割るように放たれた瞬間、麗華の全身が激しい痙攣を起こし、激痛のような快感の頂へ突き落とされた。
第四章: 甘い蜜月の調印式
九条 麗華「……はぁ、はぁっ……篠崎……もう、指一本、動かせないわよ……」
床に散らばった重要書類の紙片の上で、麗華は汗に濡れた黒髪を散らし、荒い息を吐き出していた。
一馬は愛おしそうに彼女の紅潮した額へ唇を落とし、折れ曲がった黒いウサギの付け耳を指先で優しく整える。
篠崎 一馬「麗華、愛しています。脅迫まがいの真似をして申し訳ありませんでした……ですが、こうでもしなければ、あなたはずっと完璧な上司の殻に閉じこもったままでしたから」
九条 麗華「え……?」
麗華が濡れた瞳をしばたたかせて一馬を見上げる。
篠崎 一馬「写真なんて、最初から一枚も撮っていませんよ。すべて、あなたを俺だけのものにするためのハッタリです」
一馬が手元のスマートフォンを画面を上に向け、アルバムの空フォルダを彼女に見せた。
九条 麗華「……馬鹿。そんなの、最初から全部お見通しだったわよ」
篠崎 一馬「え?」
今度は一馬が目を見開く番だった。
九条 麗華「……写真を撮るフリをしていた時、あなたの右手の人差し指、カメラのレンズを完全に塞いでいたじゃない」
麗華は頬を真っ赤に染め上げ、そっぽを向きながら、彼のはだけたワイシャツの裾をぎゅっと握りしめた。
九条 麗華「それに……私だって、ずっと前から……あなたにだけは、本当の私をめちゃくちゃに暴かれたかったのよ……っ」
篠崎 一馬「……麗華さん」
九条 麗華「……篠崎」
篠崎 一馬「はい、九条部長」
九条 麗華「二人きりの時は『一馬』って呼びなさいと命じたはずよ。それと……この衣装、今夜私の自宅マンションでも着てあげるから」
篠崎 一馬「♥「……謹んで拝領します。最高の業務命令です、麗華」[/Heart]」
東の空が白み始め、ブラインドの隙間から差し込む淡い朝の光が、二人の重なり合う影を包み込んでいった。