第一章: 接続実験と傲慢な契約
帝立神経工学研究所・第4非公開実験室。
薄暗い遮音隔壁ルームの真中央、拘束具と無数の光ファイバーケーブルが走る特殊感覚同期チェアが鈍い光を放っている。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「身の程を弁えなさい、下民の技師。私の神経調整など、十分で終わらせることね!」
豪奢なシルクの部屋着を乱し、拘束椅子に腰掛けるエレノア・フォン・ヴァイスハイトは、透き通るような白銀の長髪を揺らしながら氷のようなサファイアの瞳で眼下の男を睨みつけた。
神代 朔夜「……まだ許可していませんよ、お嬢様」
無造作に伸ばされた黒髪に細身の黒縁眼鏡。
無機質な灰色の整備用作業服を気だるげに纏う神代朔夜は、端正だが陰鬱で怜悧な相貌をピクリとも動かさない。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「何様のつもり!? 私は帝国中央貴族自治区の……っ」
神代 朔夜「お静かに、エレノア様。あなたのその傲慢な脳が、どれだけ快感に脆弱か、これから証明して差し上げます」
朔夜は手袋越しにエレノアの滑らかな項の皮膚をなぞり、冷徹な指先でコンソールを滑らせる。
極細の神経端子が撃ち込まれる。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「ひゃっ……!? な、にこれ……熱い、頭の中に、何かが入って……っ!」
神代 朔夜「第一フェーズ開始です。まずは、あなたの触覚閾値を通常の百倍へ跳ね上げます」
朔夜が手元のコンソールで、自分の手のひらをそっと撫でた。
電撃的な衝撃。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「ああっ、いやぁっ! なんで……触られてないのに、花蕾が、先っぽが、燃えるように疼くの……ッ!」
豊満な肢体が拘束具の中で激しく跳ね、無防備に晒された滑らかな白い肩が小刻みに震える。
浅くなった呼吸が室内の空気を焦がし、絹の布地が擦れる微かな音さえもが彼女の過敏な神経を容赦なく削り取っていく。
神代 朔夜「感覚共有トランスデューサーの力ですよ。私の指先が感じるすべてが、あなたの最も敏感な部位へと直接変換されて流し込まれる。……ほら、足の指先までピンと伸びて、早くも秘蜜を濡らしている」
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「やめ……っ、んんっ、やめて、こんな、卑しい感覚……っ!」
被験体の心拍数上昇。ドーパミン分泌量規定値へ到達。
朔夜の暗い瞳には、かつて自分を踏みにじった貴族階級への底知れぬ加虐心と、爛れた執着が泥のように渦巻いていた。
薄い笑みを浮かべ、彼が自身のズボンのベルトに手をかけた瞬間、監視モニターの向こうから冷酷な指示音声が実験室に響き渡る。
桐谷 静流「被験体エレノアの神経電位、臨界点突破率400%を維持。朔夜、そのまま脳髄を焼き切るまで焦らし続けなさい」
第二章: 快楽禁止の絶対宣告

神代 朔夜「了解です、主任」
壁一面の生体モニターが真っ赤に点滅し、汗と甘い芳香が混ざり合う密室。
朔夜は身悶えするエレノアの拘束された両脚の間へと、ゆっくりと歩み寄る。
甘い匂いを放つ粘着質の蜜がシルクを重く濡らし、透明に透けた布越しに、赤く充血した秘裂が痛々しいほど生々しく浮かび上がっていた。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「や、やめて……朔夜、お願いだから止めなさい! 死んじゃう、こんなの耐えられない……っ!」
神代 朔夜「死にはしませんよ。ただ、あなたの傲慢なプライドが融解するだけです。あなたの神経系の全主権は、いま私の手の中にあります」
朔夜は直接触れることなく、手元に握った小型トランスデューサーの感応面を、じゅわりと唾液を絡めながら自らの舌先でねっとりと舐め上げる。
同期信号がエレノアの脆弱な神経系へ直撃した。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「ふあぁぁぁぁっっ!? はあっ、ああっ! 舐められてる……っ、花芯が、尖端で、激しく転がされてるのぉぉっ!!」
ドクン、ドクン、ドクン。
エレノアは白目を剥きかけ、腰を激しく突き上げて底なしの快楽の波浪に呑まれる。
だが、彼女の脳波が絶頂の臨界値に達したまさにその刹那、朔夜が冷酷にスライダーをゼロへと引き下げた。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「あ……っ、え……!? ひぐっ、うそ、行けない……! そこ、そこまで来てるのにっ!」
神代 朔夜「駄目です。勝手に果てるなど無作法ですよ。言ったはずです。私の許可なく果てることは許さないと。絶頂したいなら、その無様な口で乞いなさい」
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「ふざ、けないで……下民に……私が……っ」
神代 朔夜「おや、まだ口が利けるようですね。では、臨界の直前で止める地獄を、あと十回繰り返しましょうか」
再び感応面が執拗に擦られ、神経を熱狂させながら、絶頂の直前で切り落とされる快楽の地獄責めが繰り返される。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「あぁっ、んんっ……! いや、もう、やだぁっ……! おかしく、おかしくなっちゃうぅっ!」
エレノアの誇り高き瞳から大粒の涙が零れ落ち、震える唇から、貴族の矜持をすべて捨て去った屈服の言葉が泥のように溢れ出す。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「お願い……はぁっ、朔夜様、どうか……私を、イかせてください……っ! 何でも、何でもしますからぁっ!」
桐谷 静流「同期深度を99%まで引き上げなさい。朔夜、次はあなたの肉体で直接教え込むのよ」
静流がモニター越しに妖しく宣告する。
第三章: 臨界突破の肉体結合

濃密な香りが充満する実験室で、抑制の利かなくなった神経トランスデューサーが微かな放電音を立てていた。
朔夜はエレノアの拘束を解き、濡れそぼった布地を強引に引き裂く。
拘束から解放されても、過熱した神経のせいでエレノアは床に崩れ落ち、自ら朔夜の足首へと縋り付いてきた。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「はぁっ、あ、朔夜……様、もう限界なの……頭が、割れそうに熱くて……早く、あなたの熱い楔を……っ」
神代 朔夜「よく言えました、愚かなお嬢様」
朔夜は彼女の豊かな双丘を片手で乱暴に揉みしだき、もう一方の手で彼女の濡れ光る花芽を指先で弾く。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「ひゃあぁっ!! ああっ、そこ、だめぇっ!」
朔夜は自身の熱く昂ぶった剛直を露わにし、滴る蜜の海へとあてがう。
神代 朔夜「……ふっ、聞こえますか、お嬢様。あなたの奥が、私の熱を欲しがって卑猥な水音を立てている」
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「んっ、はぁっ……焦らさないで……早く、ぜんぶ、ちょうだいっ……!」
神代 朔夜「私に触れていいのは、私が許した時だけよ……そう言っていましたね。私の目を見なさい、エレノア。誰に犯され、誰の快楽で壊れるのかをその脳裏に焼き付けるんだ」
一気に最奥まで貫かれる。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「あがっ……!? んあぁぁぁ……っ! あなた……朔夜、あなたよ……! ああぁっ、入って、太いのが、全部入ってきたぁぁっ!!」
どくどくと脈打つ狭隘な蜜壺が、侵入してきた朔夜の熱い怒張を狂ったように締め上げる。
絡みつく粘膜の蠢きすらも、高精度トランスデューサーが二人の感覚を完璧に融合させ、挿入感と受容感が境界を失って混ざり合う。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「んああっ、朔夜、すごい……あなたの硬いのが、私の中の奥の柔肉を擦り潰すの、ぜんぶ……っ、あなたと同じ気持ちで感じてる……っ!」
神代 朔夜「くっ……なんという締まりだ……! あなたの奥の襞ひとつひとつが、私を貪り食っているのが手に取るようにわかる」
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「ああんっ、もう駄目、許して、イッちゃう! 朔夜ぁぁぁっ!」
神代 朔夜「まだだ! 私が果てるその瞬間まで、絶対に意識を手放すな!」
ドクン、ドクン、ドクン!
限界を超えて引き伸ばされた神経系がショート寸前の火花を散らす。
二人は同時に獣のような絶叫を上げ、激しく絡み合う粘膜から飛沫を散らしながら、視界が激しく明滅し、鼓膜を突き破るほどの心拍音の中、かつてない超重力のような絶頂の濁流へと呑み込まれていった。
全生体信号、記録完了。
荒い息を吐きながら抱き合う二人の背後で、研究室の主電源が唐突に落ちる。暗闇の中、冷酷な足音が響いた。
第四章: 管理される共犯者たち
非常用電源の赤い光に照らされた実験室。
絡み合ったまま汗にまみれて倒れ込む朔夜とエレノアの前に、強化ガラス扉を開けて桐谷静流が足を踏み入れた。
漆黒の髪を後ろでタイトにまとめ、白衣の下のタイトスカートと黒ストッキングが冷徹な研究者の雰囲気を醸し出している。
桐谷 静流「実に見事なデータだったわ、二人とも」
彼女の手には、二人の神経同期中の全記録が収められたクリスタルメモリが握られていた。
朔夜の胸元に顔を埋め、完全に腰を抜かしているエレノアは、虚ろなサファイアの瞳を静流へと向ける。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「静流……主任……? これは何の真似です……っ」
桐谷 静流「最初から言ったでしょう? これは貴族とスラム民の神経統合実験。人間が最も美しいのは、理性の堤防が濁流のような快楽で決壊する瞬間よ。エレノア、あなたの父親である総督閣下は、我が機関の失脚を狙っていたわ。でもこの生々しい映像と生体データがあれば、閣下は手も足も出ない」
……政敵を罠に嵌めるための、ただの実験台。
朔夜は冷たい瞳で立ち上がろうとするが、エレノアの腕がすがりつくように朔夜の首へと巻きついた。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「待ちなさい、静流……。私は、脅迫なんてどうでもいいわ……」
桐谷 静流「何ですって?」
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「ふふ……あははっ! お父様がどうなろうと知ったことじゃない。私は……はぁっ、朔夜の許可がないと、もう二度とイけない身体にされたのよ? ねぇ、朔夜……明日も、私を繋いでくれるわよね? 限界まで焦らして、啼かせてくれるわよね……?」
♥歪んだ共犯関係の完成。[/Heart]
エレノアの蕩けきった笑顔には、かつての傲慢な令嬢の面影はなく、快楽の泥濘に縛られた忠実な雌の歓喜が宿っていた。
朔夜は彼女の銀髪を無造作に掴んで引き寄せ、その震える唇を乱暴に塞ぐ。
神代 朔夜「無論です、お嬢様。あなたのその哀れな身体が壊れるその日まで、私が快楽の全てを管理して差し上げますよ」
桐谷 静流「……ふん、狂った共犯者の誕生ね」
静流は冷淡に笑いながら、二人の淫らな姿を記録し続けるレンズのシャッターを切った。背徳と支配の繋がりは、もはや誰にも断ち切ることはできない。
再び端子に触れる冷たい指先。
エレノア・フォン・ヴァイスハイト「あ……っ、また、朔夜の……っ、熱いのが……くる……っ」
暗闇の中、新たな快楽の地獄が幕を開ける微かな放電音が、甘い吐息とともに溶けていった。