ありすけの はっぱのふね
あめが やんで、おひさまが こんにちは。 ありの ありすけは、きらきらひかる みちを おさんぽです。
とことこ あるいていくと、めのまえに おおきな みずたまり。 「わあ、これじゃあ むこうに いけないや。」 ありすけは こまってしまいました。
そのとき、かぜが ふいて、きれいな はっぱが いちまい。 ありすけの あしもとに、ひらり と おちてきました。
「そうだ!」 ありすけは、ぴん と ひらめきました。 「これを ふねに すればいいんだ!」
ありすけは はっぱの ふねに のりました。 「しゅっぱーつ!」 ふねは、ぷかぷか ゆられて すすみます。
やったあ!ぶじに むこうぎしに つきました。 ふりかえると、そらには おおきな にじが かかっています。
ちいさな ぼうけん、だいせいこう! ありすけの こころは、おひさまみたいに ぽかぽかに なりました。
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