もりの なかで、こぐまの くうまくんが とっても おおきな りんごを みつけました。「わあ、まっかで おいしそう！」

くうまくんは、ひとりで りんごを はこぼうと します。「うーん、おもたくて うごかないや。」くうまくんは こまってしまいました。

そこへ、うさぎの ぴょんこちゃんが やってきました。「くうまくん、どうしたの？」「このりんご、はこべないんだ。」

「わたしも てつだうわ！」ぴょんこちゃんも いっしょに おします。でも、りんごは すこししか うごきません。「よいしょ、よいしょ。」

こんどは、りすの りすけくんも やってきました。「わあ、おおきなりんご！ ぼくも てつだうよ！」

くうまくんと、ぴょんこちゃんと、りすけくん。みんなで りんごをうごかそうと、ちからを あわせます。「せーの、よいしょー！」

すると、おおきな りんごは ごろごろーっと うごきました。みんなで りんごを なかよく わけて、むしゃむしゃ。「みんなで たべると、もっと もっと おいしいね！」と、みんなにこにこえがおに なりました。