第一章: 疼く聖痕
冷徹な雨音。石畳を濡らすその響きが、三日前の記憶を容赦なく引きずり出す。
「君には失望したよ、ルシアン」
王都ギルド会館の回廊。センター分けの濡羽色の髪、感情を削ぎ落とした三白眼。あの男は、まるで検体を見るような目で私を見下ろしていた。薬品の匂いが染み付いた黒衣のロングコート、そして決して素肌を晒さない薄い革手袋。潔癖なまでの拒絶。
[A:アリシア:怒り]「貴方の治癒魔法は気持ち悪いの! まるで蟲が這うような……もう我慢できませんわ! 出て行って!」[/A]
聖職者の純白を盾に、私は叫んだ。彼を、その異質な「治療」を拒絶したのだ。だというのに。
ダンジョン『嘆きの回廊』最深部。私は今、己の愚かさを骨の髄まで味わわされている。
[Sensual]
膝が崩れる。大理石の床が氷のように冷たい。
眼前に迫る下級オークの醜悪な涎。本来なら浄化の一撃で灰にできる相手だ。だが、指一本動かせない。恐怖? 否。もっとおぞましく、それでいて甘美な熱が、下腹部の奥底でとぐろを巻いている。
「あっ……んぅ……ッ」
[Heart]ドクン、ドクン。[Heart]
心臓が打つたび、秘所の最奥が疼く。見えない指で内壁を愛撫されているような幻覚。ルシアンの魔力だ。彼の治癒は、傷を塞ぐだけの代物ではない。神経網に寄生し、快楽中枢を直接蹂躙して痛覚を麻痺させる、極上の神経毒。
供給が絶たれて三日。私の細胞すべてが、あの毒を求めて悲鳴を上げている。
[/Sensual]
[A:アリシア:恐怖]「嫌……こないで……! 私の体、どうして……ッ」[/A]
杖が手から滑り落ちる。視界が明滅し、オークの顔が歪む。
違う。欲しいのはお前の汚い欲望じゃない。もっと冷たくて、鋭くて、理性を切り刻んでくれる、あの革手袋の感触だけ。
[Sensual]
太ももの内側を伝う汗。聖女として清廉を保ってきたはずの花弁が、あられもないほど蜜を溢れさせ、下着を張り付かせている。
熱い。熱くてたまらない。誰か、この渇きを止めて。
[Think](ルシアン……ルシアン……ッ!)[/Think]
意識が白濁する。私は無意識に自分の太ももを、爪が食い込むほど強く掴んだ。その摩擦だけで、腰が跳ねるほどの電流が脳天を突き抜ける。
[/Sensual]
オークの太い腕が振り上げられた瞬間、視界は暗転した。
だが、最期に脳裏を焦がしたのは死への恐怖ではない――自分をこんな体にした男への、どす黒い執着だけだった。
第二章: 偽りの癒しと崩壊
[Sensual]
「ぐっ……ぅあ……ッ!!」
新しい治癒師がかけた『ヒール』の光。それを受けた瞬間、私は弓なりに背を反らせた。口端から溢れる粘着質な唾液を拭うことも忘れ、魚のように痙攣する。
[A:アリシア:絶望]「ちが、う……これじゃない……ッ! 痛い、気持ち悪い……!」[/A]
治療院のベッド。シーツを鷲掴みにする指が白く変色する。ただの回復魔法が、まるで粗目のヤスリで神経を削られるような不快感となって襲いかかる。私の肉体は、ルシアンの濃厚で支配的な魔力以外、すべてを拒絶するように作り変えられていたのだ。
ビクン、と下腹部が跳ねる。意思とは無関係に蜜壺から大量の愛液が噴き出した。シーツに広がる濡れた染みを見て、治癒師の男が狼狽し、後ずさる。
[/Sensual]
[A:ヴァレリア:怒り]「おい! 何をした! アリシアになにをしたんだ!」[/A]
騎士団長ヴァレリア。男の胸倉を掴み上げる彼女の燃えるような赤髪が揺れる。重厚なプレートメイルに身を包んだ威風堂々たる騎士。だが、その顔には脂汗が滲み、呼吸は酷く荒い。
[A:ヴァレリア:恐怖]「くそっ……私もだ……。この鎧が、重い……」[/A]
[Sensual]
ヴァレリアが苦悶の表情で胸元の装甲を強く押さえる。
鋼鉄の冷たさが尖った果実(乳首)に触れるたび、彼女は膝を震わせた。硬く勃ち上がり、擦れる刺激だけで脳髄が痺れるほどの快感。かつては鉄壁を誇った彼女の肉体もまた、ルシアンの施術によって徹底的に「開発」され尽くしていた。
カチャリ。鎧の継ぎ目が微かに鳴る音だけで、彼女の瞳孔が開ききる。
[/Sensual]
[A:アリシア:悲しみ]「ヴァレリア……私たち、もう……」[/A]
[A:ヴァレリア:絶望]「認めるしかないのか。あの男……ルシアンがいなければ、私たちはただの肉塊だと」[/A]
プライドも、名誉も、聖女の仮面も。今の私たちには無価値だった。あるのは、焼けつくような飢餓感のみ。
私たちは顔を見合わせ、震える足で立ち上がる。目指す場所は一つ。王都のスラム街、薄汚れた路地の奥にあるという、彼の新しい診療所。
第三章: 白衣の悪魔
古びたドアベルが、カランと乾いた音を立てる。
消毒液と紅茶の香りが混じり合う薄暗い空間。整理整頓されたデスクの奥、ルシアンはカルテに目を落としたまま、顔も上げない。
[A:ルシアン:冷静]「予約のない患者は受け付けていないんだがね。……ああ、元・勇者様御一行か」[/A]
絶対零度の声音。その響きだけで、私の膝から力が抜けた。
[A:アリシア:興奮]「ルシアン……お願い、助けて……治して……ッ」[/A]
床に這いつくばり、彼の革靴にすがりつく。だが、彼はつま先で軽く私の顎を持ち上げ、冷めた瞳で見下ろしてきた。
[A:ルシアン:冷静]「治療? 構わないが、君たちの保険(信頼)はもう失効している。ここからは自費診療だ。対価は金貨ではない。『尊厳』で支払ってもらおうか」[/A]
数分後。私は診療台の上に仰向けにされ、手足を革のベルトで拘束されていた。
ヴァレリアは部屋の隅で椅子に縛り付けられ、その光景を強制的に見せられている。
[Sensual]
ルシアンが革手袋をはめた指先をかざす。
直接触れてはいない。なのに、そこから放射される魔力の波動が、私の敏感な突起を掠めるたび、稲妻に打たれたような衝撃が走る。
「ひぐっ、あ、あああっ!」
[Heart]ビクン、ビクンッ![Heart]
[Magic]《神経過敏化(ハイパー・センシティビティ)》[/Magic]
「触って……お願い、触ってぇ……ッ!」
腰をくねらせ、彼の指を求めて秘部を擦り付けようと足掻く。だが、彼は絶妙な距離を保ち、あと数ミリというところで指を引く。
焦らされる。永遠に続くかのような寸止め。
甘い痺れが腰に溜まり、爆発しそうなのに、解放されない地獄。
[/Sensual]
[A:ルシアン:狂気]「まだだ。君が聖女の仮面を捨てて、本当の声を出すまで、治療は終わらない」[/A]
[A:アリシア:絶望]「なんでもする……! 言うこと聞くからぁ……ッ! 壊れちゃう、おかしくなっちゃうぅぅ!!」[/A]
[Sensual]
私の醜態を見せつけられながら、ヴァレリアもまた、見ているだけで達してしまいそうなほど股間を濡らしていた。ガチガチと歯を鳴らして耐える騎士団長。
[/Sensual]
ルシアンは口角をわずかに上げ、さらに残酷な命令を下す。
[A:ルシアン:冷静]「次は君だ、ヴァレリア。あそこのカーテンを開けてごらん」[/A]
彼が指差した先。そこには、通りを行き交う人々の姿が映る大きな窓があった。
第四章: 硝子越しの供物
[System]警告:精神汚染レベル上昇。自尊心の崩壊を確認。[/System]
診療所の窓ガラスは、マジックミラーになっていた。
外からは鏡にしか見えないが、中からは王都の往来が手に取るように見える。親子連れ、商人、そしてかつての部下である騎士たちが、何も知らずに通り過ぎていく。
[A:ルシアン:冷静]「さあ、ヴァレリア。その窓に張り付いて、彼らに見せつけるように慰めてごらん。鎧は脱がなくていい。その隙間から指を入れれば、届くだろう?」[/A]
[A:ヴァレリア:恐怖]「き、貴様……正気か!? 私は騎士団長だぞ! こんな、こんなこと……ッ!」[/A]
[A:ルシアン:冷静]「嫌なら帰ってもいい。ただし、その疼きを抱えたまま一生を過ごすことになるが」[/A]
ヴァレリアの呼吸が止まる。彼女の瞳の中で、騎士としての誇りと、メスとしての本能が激しく衝突し――そして、音を立てて砕け散った。
[Sensual]
カシャン。
彼女は震える手で窓ガラスに手をつく。冷たいガラスの感触と、背後から注がれるルシアンの視線。
外を歩く男と目が合った気がして、彼女はビクリと体を強張らせた。見えていないと分かっていても、羞恥で全身が沸騰しそうだ。
「くっ、うぅ……ッ! 見てろ……これでいいんだろう……!」
ガントレットを外した武骨な指が、鎧の隙間から股間へと滑り込む。
既に蜜でドロドロになったスリットを掻き分け、屹立した核を乱暴に弾く。
「ああっ! んぐっ、はぁ、はぁ……ッ!」
[Heart]グチュッ、グチュ、パンッ。[Heart]
卑猥な水音が静かな診療所に響く。
ガラスの向こうで、何も知らない市民が楽しそうに笑っている。その平和な日常の皮一枚隔てた場所で、国の守護者が野良犬のように腰を振っている背徳。
その落差が、かつてないほどの興奮となって彼女を襲った。
[A:ヴァレリア:狂気]「見られてる……! 団長の私が、こんな姿を……ッ! ああっ、ルシアン様ぁッ!!」[/A]
彼女はもはや、自分が何を叫んでいるのかも分かっていない。ただ快楽の波に溺れ、白目を剥いて硝子に顔を押し付ける。
[/Sensual]
[A:アリシア:驚き]「ヴァレリア……そんな顔……嘘……」[/A]
拘束されたままその光景を見せつけられていた私は、彼女の堕落に興奮し、自分の太ももをさらに濡らしていた。
私たちはもう、戻れない。勇者パーティと呼ばれた私たちは死んだのだ。
ここにいるのは、ただの欲情した雌犬二匹だけ。
だが、この地獄のような楽園から抜け出す前に、世界は私たちに残酷な試練を与える。
[Shout]ドオォォォォォォンッ!![/Shout]
突如、王都全体を揺るがす爆発音が轟いた。魔王軍の総攻撃が始まったのだ。
第五章: 堕ちた先の楽園
王都中央広場は地獄と化していた。
上空を舞うガーゴイルの群れ、城壁を破壊するオーガたち。市民の悲鳴が木霊する中、私とヴァレリアは瓦礫の山に倒れ込んでいた。
[Magic]《聖なる光(ホーリー・レイ)》[/Magic]……不発。
[A:アリシア:絶望]「魔力が……出ない……ッ。体が、熱くて……」[/A]
指先一つ動かせない。敵の攻撃ではない。ルシアンの魔力切れ(ガス欠)による禁断症状だ。ヴァレリアも大剣を支えに辛うじて立っているが、その足は生まれたての小鹿のように震えている。
「ヒヒッ、なんだ聖女様も騎士様も、腰が抜けてやがる!」
下品な笑い声を上げ、オークの集団が私たちを取り囲む。絶体絶命。
その時だった。
[Sensual]
コツ、コツ、コツ。
戦場には似つかわしくない、優雅な靴音が響く。
黒衣の裾をなびかせ、ルシアンが硝煙の中から現れた。その手には、白く輝く魔力を帯びた注射器のような魔道具が握られている。
[A:ルシアン:冷静]「やれやれ。君たちは本当に手がかかる。メンテナンスの時間だ」[/A]
[A:ヴァレリア:悲しみ]「ルシアン……! 早く、早くそれを……ッ!」[/A]
彼は敵兵など存在しないかのように私たちの元へ歩み寄ると、私のローブを捲り上げ、ヴァレリアの鎧の隙間に手を差し込んだ。衆人環視の中での『緊急施術』。
「ああっ♥ んひぃッ!!」
魔力が注入された瞬間、脳髄が焼き切れるような快楽と、爆発的な力が全身を駆け巡る。
恥ずかしいなんて感情は消し飛んだ。敵兵も、逃げ惑う市民も、すべてが見ている前で、私たちはあられもない声を上げて絶頂し、そして覚醒した。
[/Sensual]
[System]魔力回路接続完了。リミッター解除。全ステータス上昇。[/System]
[A:アリシア:狂気]「あはっ……力が、溢れてくるわ……♥」[/A]
[A:ヴァレリア:興奮]「うおおおおぉぉぉッ!! 気持ちいいぃぃッ!!」[/A]
その後の戦いは、一方的な蹂躙だった。
恍惚の表情で光魔法を乱射し、喘ぎ声と共に大剣を振り回す私たちを見て、魔王軍は恐怖に怯え、逃げ出した。「狂戦士」「死の天使」。後にそう呼ばれることになる私たちの姿は、正義の味方というよりは、快楽に狂った悪魔そのものだっただろう。
◇◇◇
夕暮れの王都。瓦礫の上で、私たちはルシアンの足元に跪いていた。
人々は私たちを英雄と称え、遠巻きに歓声を上げている。だが、私たちの耳にはその声は届かない。
[A:ルシアン:冷静]「よくやった。……だが、魔力の消費が激しすぎるね。今夜は朝まで『集中治療』が必要だ」[/A]
その言葉に、私とヴァレリアの体はビクリと反応し、条件反射で股間を濡らした。
[A:アリシア:喜び]「はい……ルシアン様……♥ 一生、治さないで……」[/A]
[A:ヴァレリア:照れ]「ふふ……次の予約も、頼む……」[/A]
[Sensual]
ルシアンが私の頭に手を置く。ただそれだけで、私は幸福感で満たされ、彼の奴隷であることに至上の喜びを感じていた。
[/Sensual]
私たちは世界を救った。だが、その代償として魂を彼に売り渡したのだ。
永遠に癒えることのない『疼き』を抱え、私たちは夜毎、裏路地の診療所へと通う。
それが、堕ちた聖女と騎士に与えられた、甘く残酷なハッピーエンドだった。