配信事故率99%の聖女様、影の中なら何をしてもバレないと思っている

配信事故率99%の聖女様、影の中なら何をしてもバレないと思っている

5 4054 文字 読了目安: 約8分
文字サイズ:
表示モード:

第一章 聖女と影の不適合なコラボ

「――というわけで、今日は特別ゲストをお呼びしています! 国内ランキング一位、『光の聖女』エララさんです!」

浮遊する撮影ドローンに向かって、俺、レンは努めて明るい声を上げた。

視界の端に表示されるAR(拡張現実)ウィンドウには、普段の俺のソロ配信ではありえない速度でコメントが流れている。

『うおおおおおお! マジでエララちゃんだ!』

『なんでこんな陰気な底辺配信者とコラボ?』

『レンってあの不人気ジョブ《影使い》の?』

『運営のゴリ押し乙』

辛辣な言葉が網膜を焼く。

現代社会とダンジョンが融合して十年。

探索者の日常を配信する『ダンジョンライブ』は、今や世界最大のエンターテインメントだ。

その頂点に君臨するのが、目の前にいるこの少女。

白磁の肌に、光を織り込んだようなプラチナブロンド。

聖職者専用の純白のバトルドレスは、彼女の豊満な肢体を慎み深く、しかし扇情的に包み込んでいる。

「ふふ、よろしくお願いしますね、レンさん。私、レンさんの《影魔法》にずっと興味があったんです」

エララがカメラに向かって完璧な微笑みを向ける。

その一挙手一投足だけで、同時接続数が一万人単位で跳ね上がった。

「光栄です。……じゃあ、行きましょうか。深層区域へ」

俺は顔を引きつらせながら踵を返す。

表向きは、事務所主導の「トップランカーと底辺の格差コラボ」だ。

だが、真実は違う。

ドローンの死角に入った瞬間、エララの笑顔が崩れ落ちた。

彼女は俺の背中にすがりつくようにして、耳元で切迫した吐息を漏らす。

「……早く、レン。もう、限界なの」

甘く、粘り気のある声。

聖女の仮面の下にあるのは、制御不能な『呪い』に火照りきった、ただの女の顔だった。

第二章 視聴者数100万人の密室

ダンジョンの深層、クリスタル洞窟の奥まった亀裂。

俺たちはそこに身を潜めていた。

『あれ? 映像乱れてない?』

『音声もオフになったぞ』

『トラブルか? 深層だしな』

視聴者には「魔力干渉による通信障害」というテロップが表示されているはずだ。

だが、完全に配信を切ることはできない。

契約上、ブラックアウトが十分以上続けばペナルティが発生する。

薄暗い岩陰。俺は自身のスキル《影帳(シャドウ・カーテン)》を展開し、周囲を闇で閉ざした。

ドローンはカーテンの外で、復旧を待つようにホバリング音を立てている。

その、わずかな膜一枚を隔てた内側で。

「あ……っ、んぅ……!」

エララが膝から崩れ落ちる。

純白のドレスが洞窟の湿った床に広がり、まるで泥に咲く蓮の花のようだ。

彼女の身体は異常な熱を帯び、触れるだけで火傷しそうなほど脈打っている。

彼女の抱える秘密。

それは、過剰な光属性の魔力が体内に蓄積し、定期的に『排熱』しなければ精神が崩壊するという特異体質だ。

そして、その熱を中和できるのは、対極にある俺の《影魔法》だけ。

「ほら、じっとしてろ。視聴者にバレるぞ」

「だ、だって……熱いの、奥が……疼いて……」

俺は彼女の背後に回り込み、震える肩を抱き寄せた。

物理的な接触面積が広いほど、魔力のパスは太くなる。

俺の手のひらから伸びた黒い影が、まるで生き物のように彼女のドレスの隙間へと滑り込んだ。

背中、脇腹、そしてもっと柔らかい場所へ。

「んっ! あ、ぁ……! 影、入って……くる……っ」

エララが背中を反らす。

俺の影は彼女の肌に吸い付き、毛穴の一つ一つから溢れ出る過剰な魔力を貪り食っていく。

それは治療だ。

だが、その光景はあまりにも背徳的だった。

すぐ外にはカメラがある。

百万人を超える人間が、今か今かと映像の復旧を待っている。

その状況下で、国民的アイドルである聖女が、底辺男の操る影に全身を愛撫され、涎を垂らして喘いでいるのだ。

「声、抑えろよ。マイクは切ってるが、振動でバレるかもしれない」

「む、無理ぃ……っ! レンの影、ざらざらして……っ、そこ、だめぇ……!」

俺は意地悪く、影の密度を高めた。

不定形の闇が、彼女の太腿の内側を這い上がり、秘められた熱源へと肉薄する。

「ひグっ!?」

エララが白目を剥きかけ、俺の腕に爪を立てた。

第三章 AR越しの焦らしプレイ

『おい、なんか変な声しなかったか?』

『マイクノイズだろ』

『早くエララちゃんの顔見せろよ!』

俺の網膜には、常にコメント欄が流れている。

この状況で冷静にコメントを読んでいる自分と、目の前で乱れる聖女に興奮している自分が同居していた。

「……おい、エララ。これを見ろ」

俺はわざと、彼女の視界共有設定をオンにした。

彼女の潤んだ瞳の前に、視聴者たちの欲望に満ちたコメントが羅列される。

「み、見ちゃ……いやぁ……」

「みんなお前のことを心配してるぞ。『怪我はないか』『守ってあげたい』ってな。今、影に内側から弄り回されてるとも知らないで」

言葉責めは、治療効率を上げる。

羞恥心による精神の高揚は、魔力の流動を加速させるからだ。

あくまで、効率のためだ。

「あ、あぁっ! そんな、言葉……言わないで……! 私、私は聖女、なのに……っ」

エララは首を振りながらも、自ら俺の影に腰を押し付けてくる。

理性が、本能に食い破られようとしていた。

俺は影を鋭利な楔(くさび)のように変形させ、彼女の熱の核心を突き上げた。

直接的な結合ではない。

だが、魔力神経を直接刺激される快感は、肉体のそれを遥かに凌駕する。

「んぎぃいいいいっ!?」

声にならない悲鳴。

彼女の身体が弓なりに跳ねる。

ドレスの下で、彼女自身の蜜と、俺の影がどろどろに混ざり合う感触が伝わってくる。

「まだだ。まだ熱が下がりきってない」

「もう、許して……壊れちゃう……頭、おかしくなるぅ……!」

俺は容赦しなかった。

影をさらに深部へ、彼女の子宮の奥にある魔力炉心へと侵入させる。

内臓を直接愛撫されるような、冒涜的な感覚。

エララの瞳から、ぼろぼろと涙がこぼれ落ちた。

その表情は、ステージで見せる慈愛に満ちた笑顔とは対極の、雄(オス)に屈服しきった雌の顔だ。

『映像、復旧しそう!』

『ちらっと見えた!』

コメント欄がざわめく。

《影帳》の効果時間が切れかけている。

「ヤバいな、そろそろ戻るぞ」

「ま、待って……今、イきそうなの……っ! お願い、止めないで……っ!」

エララが俺のシャツを掴んで懇願する。

バレるかもしれないという恐怖。

そのスリルが、彼女の官能を限界まで高めていた。

「じゃあ、このまま行くぞ。……声を出すなよ、聖女様」

俺はドローンのカメラを再起動した。

ただし、映像には強烈なノイズフィルターを掛け、シルエットしか見えないように調整する。

第四章 フィルター越しの絶頂

『うわ、画質悪っ!』

『なんかシルエットが重なってないか?』

『レンがエララちゃんを庇ってるのか?』

視聴者の画面には、敵の攻撃から身を呈して聖女を守る騎士のように映っているだろう。

だが実際は、俺の膝の上にエララが跨り、ガクガクと腰を震わせている状態だ。

俺の影は今、彼女の体内で暴れ回っていた。

蓄積された光の魔力を、俺の闇が貪り、吸い尽くす。

その吸引の刺激は、文字通り魂を吸い出されるような絶頂をもたらす。

「んっ、く、ぅ……!!」

エララは俺の肩に顔を埋め、声を押し殺している。

だが、漏れ出る吐息は熱く、俺の首筋を濡らした。

フィルター越しに見える彼女の背中が、大きく波打つ。

『エララちゃん、なんか苦しそうじゃない?』

『魔力酔いか?』

『レン、何とかしろよ!』

「……大丈夫だ」

俺はマイクに向かって、低く囁いた。

「今、全力で《手当て》しているところだ」

その言葉が合図になった。

俺は体内に侵入させていた影を一気に膨張させ、彼女の魔力炉心を刺激した。

「――ッ!!?!?!」

エララの身体が硬直する。

声なき絶叫。

彼女の胎奥から、膨大な熱量が俺の影を伝って逆流してくる。

彼女は白目を剥き、口をパクパクと開閉させながら、果てしない快楽の波に溺れていた。

痙攣する内壁が、俺の影を逃がさないとばかりに締め付ける。

ドレスの裾から、大量の愛液――いや、魔力の残滓が糸を引いて垂れ落ちるのが分かった。

数秒、あるいは数分。

永遠のような時間が過ぎ、彼女の身体から力が抜けた。

第五章 秘密は蜜の味

「……配信、終了……」

エララがぐったりと俺にもたれかかったまま、掠れた声で呟く。

カメラのバッテリーが切れ、ドローンが地面に着地した。

完全な二人きりの空間。

「……酷い人。あんな、みんなが見てる前で……」

エララの顔は、涙と汗、そして涎でぐしゃぐしゃだった。

だが、その肌は以前よりも艶やかに輝き、憑き物が落ちたようにスッキリとしている。

「バレなきゃいいんだよ。それに、お前も興奮してただろ?」

「っ……否定は、しないけど……」

彼女は恥ずかしそうに視線を逸らし、それから、上目遣いで俺を見た。

その瞳には、まだ情欲の残り火が揺らめいている。

「ねえ、レン。……まだ、少し熱が残ってるみたいなの」

彼女の手が、俺のベルトに伸びる。

さっきまでは影越しの接触だった。

だが今は、配信など関係ない。

「次は、影じゃなくて……レンの、本物が欲しい」

聖女の仮面は、暗い洞窟の底に脱ぎ捨てられた。

俺たちは共犯者だ。

数百万人の視線を欺き通した背徳感が、今、最高のスパイスとなって、二回戦のゴングを鳴らそうとしていた。

俺は諦めたように息を吐き、艶めかしく開かれた彼女の脚の間へと手を伸ばした。

(終わり)

AI物語分析

【主な登場人物】

  • レン (Ren): 不遇職《影使い》のソロ配信者。地味で陰気なため人気がないが、影を触手のように操り、物理干渉や魔力吸引を行う特殊技術を持つ。エララの「排熱処理」係として、彼女の裏の顔を独占している。
  • エララ (Elara): 国内ランク1位の『光の聖女』。清廉潔白なアイドルとして振る舞うが、実は「光魔力過多症」という、定期的に他者の魔力で体内を蹂躙されなければ発狂する業病を抱えている。レンの影による粗暴な治療に依存しつつある。

【考察】

  • 「配信」というパノプティコン: 本作は、常に数百万の視線(ドローンとコメント)に晒される現代の監視社会のメタファーである。衆人環視の中で行われる秘め事は、「見られている恐怖」と「見られていない安堵」の境界を揺らし、カタルシスを生む。
  • 光と影の共依存: 輝かしい「聖女」が、最も忌み嫌われる「影」によってしか救われないという構造は、社会的な成功者が抱える孤独と、アンダーグラウンドな存在の必要性を示唆している。
  • 「治療」という名の免罪符: 行為の全てを「医療行為」「人命救助」という名目で正当化することで、キャラクター(および読者)は罪悪感から解放され、より倒錯的な快楽に没入できる仕組みとなっている。
この物語の「続き」を生成する

あなたのアイデアをAIに与えて、この物語の続きや、もしもの展開を創作してみましょう。

0 / 200
本日、あと...

TOPへ戻る