支配管理者の絶対領域:S級配信者の焦熱と契約

支配管理者の絶対領域:S級配信者の焦熱と契約

3 3942 文字 読了目安: 約8分
文字サイズ:
表示モード:

第一章 配信の裏側、蜜の味

「……ッ、はぁ、んっ……!」

湿った呼吸音が、高感度マイクを通して世界中に配信されている。

東京都心、旧・新宿区に発生した深度7のダンジョン『アビス・ゲート』。

その最深部で、銀髪の美少女が巨大な魔獣と対峙していた。

エレナ・アークライト。

世界ランキング3位、登録者数一千万人を超えるトップ配信者。

彼女が振るう聖剣の輝きに、コメント欄が滝のように流れる。

『エレナたん尊い!』

『今日の吐息、いつもより色っぽくね?』

『ダメージ受けてないのに顔赤くないか?』

視聴者たちは知らない。

彼女の頬が紅潮し、瞳が潤んでいる本当の理由を。

「……レイジ、もう、無理……」

エレナは唇を噛み締め、誰にも聞こえない微かな声で呟いた。

それは救難信号であり、同時に媚びを含んだ哀願だった。

彼女の耳に装着されたインカムから、冷徹で、しかし脳髄を直接撫で回すような男の声が響く。

『まだだ、エレナ。同接数が伸びていない』

その声の主は、私――神崎レイジ。

彼女の専属マネージャーであり、唯一の『チューナー』だ。

『今の君の体内魔力濃度は臨界点寸前だ。さぞかし熱いだろう? 下腹の奥が疼いて、剣を握る手も震えているはずだ』

「っ! い、言わせないで……!」

『視聴者は君のその苦悶の表情を求めている。もっと耐えろ。魔獣の攻撃をギリギリで躱せ。そのたびに揺れる肢体を見せつけるんだ』

この世界において、ダンジョン内に充満する魔素は、探索者の精神と肉体に強烈な副作用をもたらす。

高揚感、万能感、そして――抗いがたい性的な衝動。

特に高ランク探索者ほど魔素を取り込む量が多いため、その『熱』は常人の比ではない。

定期的に他者の手によって魔力を中和・排出させなければ、彼女たちは廃人になってしまう。

その処理を行うのが、我々『チューナー』の仕事だ。

だが、私はただ処理するだけではない。

『右へステップ。……いい動きだ。スーツの摩擦で、太腿が擦れる感覚はどうだ?』

「んぅっ! ……あ、あぁっ!」

エレナが魔獣の爪を紙一重で回避する。

その瞬間、彼女の身体を包むラバースーツのような探索用強化外骨格が、艶めかしい音を立てて伸縮した。

私の指示は的確だ。

彼女の身体のどこが敏感で、どう動けば最も『辛く、かつ気持ちいい』のかを熟知している。

「お願い、レイジ……許可を……解放、して……」

彼女は涙目になりながら、画面の向こうの私に縋る。

剣を振るうたびに、体内で暴れ回る魔力の奔流が、彼女の理性を削り取っていく。

それは、全身を内側から愛撫され続けているに等しい感覚。

『ダメだ。その焦らしこそが、君の商品価値を高める』

私はモニターに映る彼女のバイタルデータを見つめる。

心拍数、体温、そして骨盤底筋の収縮率。

すべてが異常値を示している。

『ボスを倒すまで、寸止めだ。イくことは許さない』

「ひどい……悪魔……ッ!」

『褒め言葉だ。さあ、フィニッシュだ。君の一番恥ずかしい声を、世界中に聞かせてやれ』

エレナが叫ぶ。

それは戦意の咆哮か、それとも絶頂を拒絶された悲鳴か。

聖剣が一閃し、魔獣が光の粒子となって崩れ落ちる。

同時に、ダンジョンクリアを告げるファンファーレが鳴り響いた。

彼女はその場に膝をつく。

荒い息遣い。

汗で張り付いた前髪。

カメラが彼女のアップを映し出す。

焦点の合わない瞳で、虚空を見つめ、彼女は小さく震えていた。

『よくやった。……帰ってきたら、たっぷりと褒めてやる』

私のその一言だけで、彼女の身体がビクリと跳ねたのを、高解像度の映像は見逃さなかった。

第二章 独占契約の代償

配信終了後、探索者ギルドのVIP専用控室。

重厚な扉がロックされる音が響いた瞬間、エレナは崩れ落ちるように私の足元へ縋り付いた。

「レイジ……レイジ、レイジッ……!」

先ほどまでの気丈な『聖女』の姿はどこにもない。

あるのは、魔素の熱に浮かされ、渇ききった一匹の雌獣だけだ。

汗と、ダンジョンの湿気と、彼女自身から立ち上る甘い芳香が、密室に充満する。

私はソファに深く腰掛け、足元の彼女を見下ろした。

「早かったな。着替えも済ませずに来たのか」

「待てなかった……もう、限界なの……熱い、熱いの……!」

彼女は強化外骨格のジッパーに震える指をかけるが、上手く下ろせない。

もどかしさに喉を鳴らし、涙を流しながら私を見上げる。

「お願い、レイジの手で……直して。私を、直して……」

これが、現代の探索者経済圏の闇。

強大な力を得る代償としての、絶対的な依存関係。

彼女たちは、チューナーである私が触れなければ、この苦しみから解放されない。

「今日は言うことを聞かなかった場面があったな。ボスの前で、勝手に足を止めた」

「ごめんなさい、ごめんなさい……! でも、レイジの声が、頭に響いて……おかしくなりそうで……」

「罰が必要だ」

私は冷たく告げ、手を伸ばした。

彼女の頬に触れる。

それだけで、ジュッ、という音がしそうなほど、彼女の肌は熱を帯びていた。

「あぁッ……! 冷たい……気持ちいい……っ」

私の指先が首筋を滑り落ち、鎖骨をなぞる。

彼女は恍惚の表情で目を細め、私の手に頬を擦り付ける。

まるで、主人の愛撫を待つ猫のように。

「まだだ」

私は指を止めた。

焦らすように、心臓の上で指先を遊ばせる。

「あ……ぅ……?」

「今日の魔素濃度は過去最高だ。一気に抜けば、ショック死するかもしれない」

嘘だ。

少しずつ、時間をかけて抜くほうが、彼女にとっては地獄のような快楽であり、私にとっては最高の支配の時間だからだ。

「ゆっくりやる。一晩かけて、君の細胞の一つ一つに、誰が管理者なのかを教え込む」

「……はい。教えて……私の全部、レイジのものにして……」

私は彼女の背中に手を回し、ジッパーをゆっくりと引き下ろした。

露わになる白磁の肌。

だが、魔素の影響で桜色に染まり、汗で濡れそぼっている。

「綺麗だ、エレナ。君は最高の金蔓であり、最高のおもちゃだ」

「んっ、ぁ……! もっと、奥……芯まで、触って……!」

私の指が、魔力が溜まりやすい背骨のラインを強くなぞる。

その刺激は、彼女にとって直接的な性行為以上の意味を持つ。

神経系を焼き切るような電流が走り、彼女の背中が弓なりに反る。

「ひグッ……! あ、あ、ああああッ!」

声にならない絶叫。

だが、私は手を止めない。

「耐えろ。まだ入り口だ。今日は、理性が溶け切るまで終わらせない」

この部屋には、カメラもマイクもない。

あるのは、支配する者と、される者。

そして、終わることのない熱狂だけ。

第三章 飽和する市場、崩壊する理性

時間は深夜を回っていたが、エレナの熱は収まるどころか、増す一方だった。

ホテルのベッドシーツは、彼女の汗と涙でぐしゃぐしゃになっている。

「あ、が……っ、もう、許し、て……!」

彼女は枕に顔を埋め、過呼吸気味に喘いでいる。

私の『チューニング』は、核心に迫っていた。

直接的な結合はない。

だが、私の魔力干渉術式が、彼女の体内の魔素回路(マナ・サーキット)を強制的にこじ開け、循環させているのだ。

それは、内臓を直接愛撫されるような、逃げ場のない快感。

「ダメだ。まだ淀んでいる。もっと深いところまで曝け出せ」

私は彼女の耳元で囁き、さらに出力を上げた。

「ひイイいッ! こわれる! エレナ、こわれちゃうッ!」

「壊れろ。一度壊れて、私好みに組み直されるんだ」

探索者経済圏。

その市場規模は数兆円。

だが、その中心にいる彼女の、この無様な姿を知る者はいない。

彼女が稼ぎ出す莫大な富も、名声も、今の彼女には何の意味も持たない。

ただ、私の指先がもたらす『救済』だけが、彼女の世界の全て。

「レイジ、レイジ……あい、してる……愛してるのぉ……ッ!」

それは愛ではない。

依存だ。洗脳に近い、生物的な服従だ。

だが、それでいい。

「私も愛しているよ、エレナ。君のその、だらしなく濡れた魔力をね」

私は彼女を抱き起こし、正面からその瞳を覗き込んだ。

瞳孔が開ききり、焦点は定まっていない。

口元からは銀の糸が垂れ、完全に理性が崩壊している。

「さあ、イってもいいぞ。溜め込んだ全てを吐き出せ」

その許可は、彼女にとっての福音。

「あ――ッ!!」

瞬間、彼女の身体が激しく痙攣した。

部屋中の空気が震えるほどの魔力放出。

それは、魂が身体から引き剥がされるような、絶対的な絶頂。

彼女は白目を剥き、口をパクパクとさせながら、何度も、何度も背中を反らせる。

終わらない余韻。

波状攻撃のように押し寄せる快感の波に、彼女は溺れ続ける。

「あぐ、ぅ、あ、ああ……ッ」

私はその様を冷めた目で見つめながら、同時に征服感に酔いしれていた。

彼女はこの快楽を記憶する。

そしてまた、ダンジョンへ潜るだろう。

より強い魔素を求めて。

より深い絶頂を求めて。

そして、その鍵を握っているのは、世界で私ただ一人。

「……おやすみ、私の可愛いお姫様」

意識を失い、人形のように動かなくなった彼女の額に、私は軽く口づけを落とした。

スマホの画面には、明日の配信スケジュールの通知。

市場は眠らない。

そして、私たちの歪な共犯関係もまた、永遠に終わらないのだ。

AI物語分析

【主な登場人物】

  • エレナ・アークライト: 世界的S級探索者にしてトップ配信者。清楚な「聖女」として売り出しているが、実態は重度の魔素中毒者。レイジによる「チューニング(魔力処理)」なしでは生きていけない身体に改造されている。
  • 神崎レイジ: エレナの専属マネージャー兼チューナー。戦闘能力は皆無だが、他者の体内魔力を自在に操る「絶対魔力支配」の異能を持つ。エレナを商品として管理しつつ、その支配に暗い悦びを見出しているサディスト。

【考察】

  • 探索者経済と身体の搾取: 本作は、華やかな配信文化の裏にある「肉体の酷使」を性的なメタファーで描いている。視聴者の「もっと見たい」という欲望は、エレナを追い詰める魔素の熱とリンクしており、消費社会の残酷さを浮き彫りにする。
  • 「寸止め」の象徴性: レイジが行う「焦らし」は、単なるプレイではなく、経済的なコントロールの隠喩である。満足を与えきらず、常に飢餓状態にさせることで、エレナ(労働者/商品)のパフォーマンスと依存度を最大化させている。
  • 魔素=リビドー: フロイト的な「リビドー(性的エネルギー)」を「魔素」というファンタジー用語に置換することで、社会的にタブーとされる欲望の暴走を可視化している。
この物語の「続き」を生成する

あなたのアイデアをAIに与えて、この物語の続きや、もしもの展開を創作してみましょう。

0 / 200
本日、あと...

TOPへ戻る