第一章: 処刑台からの落下と目覚めた真実眼
標高数千メートルの天空都市アークから突き出した、白亜の岩石で組み上げられた「審判の雲橋」。
切り立った断崖の先端では、立ち込める重く湿った雲海からの湿気が、アルフレッドの羽織る破れかけた黒革のロングコートを濡らし、猛烈なガイルフォースとなって激しく羽ばたかせていた。
無造作に伸びた黒髪の間から見下ろすのは、吸い込まれそうなほど底の知れない白銀の深淵だ。足を踏み外せば、骨の一片すら残らず最下層のスラム街へ激突する死の谷。
ゼノビア・グランベル「終わりだ、アルフレッド。お前のような戦闘能力ゼロの足手まといに、この勇者パーティーの雑用を任せる余裕はもはや我が隊にはない」
銀髪の美しいポニーテールを湿った夜風になびかせ、凛とした藍色の瞳で冷酷に言い放つのは、数々の魔獣を屠ってきた重厚な銀甲冑を纏う勇者ゼノビア・グランベル。
背中に背負う超重量の大剣の柄にそっと添えられた指先は、ミリ単位のブレすら見せず、長年の戦闘で鍛え上げられた冷徹な殺意を雄弁に物語っていた。
ルミナ・ヴァレンティノ「ああ、神よ……どうか哀れなアルフレッドの魂に、永遠の救済とお許しを……っ」
ゼノビアの横で、胸元の大きな黄金の十字架を細い指先でぎゅっと握り締め、可憐な顔立ちを涙で濡らしているのは聖女ルミナ・ヴァレンティノだ。
極上のシルクで仕立てられた純白の聖職服は湿気で肌に張り付き、豊満なFカップの胸元を惜しげもなく露呈させながら、痛ましげに上下している。
アルフレッド「……俺をここから突き落とすことが、お前たちが数日間の話し合いの末に出した答えというわけか」
ゼノビア・グランベル「問答無用。最下層の泥へと消えろ」
ゼノビアの頑強な甲冑で覆われた脚が、迷いなくしなやかに打ち出される。
硬質な鉄の靴底が、アルフレッドの無防備な胸板を容赦なく強打した。
鈍い打撃音とともに訪れる浮遊感。
身体が天空都市の縁を急速に離れ、容赦のない重力に引かれて死の泥沼へと投げ出される。
視界を占めていた雲橋と二人の姿が、視界の上方へと凄まじい速度で遠ざかっていく。
死の直前、猛烈な風圧と摩擦が全身を痛めつける中で、アルフレッドの閉じられた左目の奥が焼き付くような灼熱の激痛に見舞われた。
視界が歪み、世界の色彩が反転する。
右目の静謐な銀色と対をなすように、左目の奥で狂気を秘めた鮮烈な緋色が完全に覚醒を果たした。
《暴虐の真実眼(裏ステータス鑑定)》発動
視界に映る遥か上空のゼノビアの頭上に、血を撒き散らしたような不気味な赤文字の数値が鮮明に浮かび上がる。
【ゼノビア・グランベル/服従欲求:MAX/責任恐怖症:999】
……何だ、これは。誇り高き勇者の化けの皮の裏に、こんな醜悪な歪みが隠れていたとはな。
さらに、涙を流して自分を見送っているはずの聖女ルミナの頭上には、それを遥かに凌駕する破滅的な数値が刻まれていた。
【ルミナ・ヴァレンティノ/アルフレッドへの執着度:無限大/被虐・性癖数値:限界突破/欲求:アルフレッドに汚されたい】
遠ざかる視界の果て、袖口で涙を拭ったルミナの薄い唇が、見る者の背筋を凍らせるほど妖しく歪む。
純白の聖女は、湿った赤色の舌先で自身の唇をゆっくりとなぞり、愛しい獲物を死の淵へと突き落とした悦楽に、その真っ白な頬を朱に染めていた。
アルフレッド「ハハ……綺麗で高尚な皮を剥いだお前たちの『本性』、実に醜くて愛おしいよ」
強烈な落下の衝撃と狂暴な風切り音が鼓膜を刺す中、アルフレッドは暗器の超極細の鋼糸針を袖口から静かに滑らせ、冷徹な復讐の笑みを浮かべた。
第二章: 聖女の密会と泥に塗れた絶対服従

天空都市最下層スラム、日光すら届かない地下廃寺院の静寂。
カビ臭い湿気と冷えた石畳が広がる暗闇の中、黒いローブを深々と被ったひとつの影が、周囲を警戒しながら足を踏み入れる。
フードが乱暴に払われると、輝く金髪とFカップの豊満な胸元が、微かな燭台の光の中に浮かび上がった。
ルミナ・ヴァレンティノ「ああ……アルフレッド様……! 生きて……生きていてくださったのですね……っ!」
聖女ルミナは、泥と返り血で破れかけた革コートを着たアルフレッドの佇む姿を見るや否や、床の汚れなど一切意に介さず膝を折った。
純白の聖職服の裾がどす黒い泥に染まるのも構わず、彼女は獣のようにアルフレッドの足元へ這い寄ってくる。
アルフレッド「追放劇を陰で狡猾に仕込み、俺を最下層のこの『闇』へ叩き落としたのはお前だな、ルミナ」
ルミナ・ヴァレンティノ「はい……! 上層の生ぬるい環境など、あなた様には一切似合いませんわ。こうして泥に塗れた王として目覚めていただくためなら、私はどんな罪でも進んで犯します……!」
アルフレッドは氷のように冷たい視線で彼女を見下ろし、覚醒した左目の『真実眼』を怪しく光らせた。
アルフレッド「お前の裏ステータスは全部見えているぞ。『聖水とロザリオの鎖を使い、俺の冷たい視線を思い出して自らを罰する毎夜の自慰行為』……見事な変態ぶりだな」
ルミナ・ヴァレンティノ「あぁっ……! 私の……私の恥ずかしい秘密を、そんな冷酷なお声で暴いてくださるなんて……っ!」
頬をリンゴのように真っ赤に染め、浅く粗い息を吐きながら、ルミナは自ら聖職服の胸元を両手で深く押し開いた。
激しい鼓動で大きく上下する豊満な乳房が、冷たい地下の空気にそのまま曝け出される。
ルミナ・ヴァレンティノ「どうぞ……どうぞ私を汚してください、アルフレッド様……! あなたの足蹴りこそが、今の私にとって唯一の救いなのですわ……!」
アルフレッド「調子に乗るな、牝犬が」
アルフレッドは冷淡な動作で靴先を差し出し、平伏するルミナの顎を容容赦なく踏みつけた。
ゴツンと重い骨の音が響き、ルミナの口元から歓喜に満ちた甘い吐息が漏れ出す。
ルミナ・ヴァレンティノ「♥「あぐっ……あぁんっ……最高ですわ……ご主人様……!」[/Heart]」
アルフレッド「次は勇者だ。あの高慢な銀髪の騎士を、お前のその汚れた手でこの泥沼へ引きずり込め」
ルミナ・ヴァレンティノ「お仰せのままに……愛しい私の絶対者様……♥♥[/Heart]」
靴底に貪るような熱いキスを捧げる聖女の頭を踏みつけながら、アルフレッドは冷笑を深めた。
第三章: 孤高の勇者、誇りの崩壊

深夜、勇者パーティーのプライベート訓練場。
冷たい月光が深く差し込む重厚な石造りの広間で、汗に濡れた銀髪のポニーテールが激しく揺れていた。
身の丈を超える大剣を必死に振るうゼノビアの肩は、極度の疲労とプレッシャーによる荒い息遣いで上下している。
アルフレッド「相変わらずの稽古熱心だな、人類の偉大な『勇者』様」
ゼノビア・グランベル「なにっ……! アルフレッド!? なぜ生きている……!?」
即座に大剣の柄に手を伸ばそうとするゼノビアだったが、その両脚が石畳に縫い付けられたようにピタリと止まる。
背後の暗がりから現れたルミナが、極彩色の不気味な光を放つ術式を展開していた。
《範囲拘束結界・神聖の鎖》
ゼノビア・グランベル「ルミナ!? 貴様、何を考えている! 正気か!?」
ルミナ・ヴァレンティノ「正気ですわ、ゼノビア様。この方こそが、私たち愚かな存在を導く唯一の絶対者なのですから」
アルフレッドはゆっくりと歩み寄り、冷徹なオッドアイでゼノビアの全身を射抜く。
アルフレッド「強がるな、ゼノビア。【責任恐怖症:限界】。勇者としての重圧に押し潰されそうな毎夜、自分を縄で縛り上げる妄想でしか眠れない哀れな女騎士」
ゼノビア・グランベル「な、何を……出鱈目を……っ!」
アルフレッド「勇者の称号という凄惨な拷問台から降ろされたがっているんだろう? 誰かに圧倒的な力で屈服させられ、命じられるままの『奴隷』になりたいとな」
アルフレッドの指先が、甲冑の隙間から覗くゼノビアの柔らかい首筋をゆっくりとなぞる。
ビクリと白皙の身体が跳ね上がり、凛としていた藍色の瞳が羞恥と快楽の混ざり合った混濁した色に濁っていく。
ゼノビア・グランベル「くっ……私は人類の盾、勇者だ……! お前の……お前の奴隷などには……っ!」
アルフレッドはゼノビアの足元に転がった大剣の身を踏みつけ、凶悪な笑みを浮かべた。
アルフレッド「命令だ、膝を折れ。勇者をやめろ、下僕」
「お前はただの、俺の玩具だ」
ゼノビア・グランベル「あ……ぁあ……っ!」
崩壊。
高潔な自尊心の破片が砕け散ると同時に、ゼノビアの膝が音を立てて床に折れた。
長年彼女を強く縛り続けていた重圧が綺麗に氷解し、代わって背徳的な快楽が彼女の全身を駆け巡る。
ゼノビア・グランベル「私を……私を重荷から救ってくれた……っ! 命じてくれ……ご主人様……! 私は……お前の奴隷だ……っ!」
大粒の涙をボロボロと流しながら、最強の勇者はアルフレッドの脚に必死に縋り付いた。
第四章: 天空都市の影の支配者と歪んだ楽園
天空都市アーク最上層「神座の間」。
かつて世界を統治する全知全能の王が座した豪華絢爛な金色の玉座に、深く身体を預ける一人の男がいた。
破れかけた黒革のロングコートを羽織り、妖しいオッドアイを光らせるアルフレッドだ。
アルフレッド「綺麗なものだ。表向きは平和と神聖を歌うこの街も、皮を剥けばドロドロとした醜悪な欲望で満ち溢れている」
『暴虐の真実眼』が見通す下層の街並みには、貴族や聖職者たちのドス黒い裏ステータスが渦巻いている。
玉座の足元では、二人の美しい英雄が争うように彼へ身体を寄せていた。
純白の聖職服の前を完全にはだけさせ、豊満なFカップを惜しげもなく露呈させたルミナが、アルフレッドの膝に甘く熱い吐息を吹きかける。
ルミナ・ヴァレンティノ「ふふ……次はどの愚かな聖職者の恥ずかしい裏ステータスを暴いて差し上げましょうか、アルフレッド様?♥♥[/Heart]」
反対側では、厳格な銀甲冑を身に纏いながらも、首に革の首輪を繋がれた勇者ゼノビアが、じっと指先を見つめている。
ゼノビア・グランベル「お前の命じるままに、どんな敵でも切り刻んで見せる……だから、私を絶対に見捨てるな……ご主人様」
アルフレッド「安心しろ。お前たちのその醜い本性、飽きるまでたっぷり愛でてやる」
アルフレッドは二人の金髪と銀髪を乱暴に掴み寄せ、舌を深々と絡ませるような濃厚な愛撫を与えた。
ルミナ・ヴァレンティノ「あぁっ……ご褒美……最高の救い……っ!」
ゼノビア・グランベル「んむっ……もっと……もっと私を命で縛ってくれ……っ!」
愚かな民衆の喝采を浴びる「聖女」と「勇者」を足元に従え、真の王は天空都市の頂で酷薄に微笑む。
狂気と偽善に満ちたこの天空の箱庭で、影の絶対支配者による終わりのない宴が、今始まったのだ。