第一章: 聖女の散華
石畳の冷気。それが裸足の裏から骨の髄まで這い上がってくる感覚。
王都の中央広場を埋め尽くす民衆の熱気とは裏腹に、エリス・ルミナリエの視界は色を失っていた。月光を紡いで織り上げたような銀髪が、無慈悲な冬風に煽られて頬を打つ。かつて「神の奇跡」と謳われたその髪も、今は泥と埃に塗れ、見る影もない。
ハイライトの消えた虚ろな青い瞳。足元に散らばる白い布切れを映し出す。ほんの数分前まで彼女の聖性を守っていた純白の聖衣は、王太子セドリックの手によって無残に引き裂かれていた。
[A:セドリック・アルカディア:冷静]「君の清廉さには、もう飽き飽きだ。石女(うまずめ)の聖女など、国家の恥さらしだよ」[/A]
王太子の背後、新しく選ばれた寵姫が妖艶な笑みを浮かべて寄り添う。セドリックは仕立ての良い白亜の軍服を翻し、エリスを見下ろした。整った金髪と傲慢な緑の瞳。今はただの凶器としてエリスの心臓を抉るのみ。
[A:エリス・ルミナリエ:絶望]「……っ、殿下……わたくしは……ただ、祈りを……」[/A]
喉が張り付き、声が掠れる。弁明など許されない。彼女に残されたのは、胸元の膨らみを辛うじて隠す薄汚れた肌着一枚という屈辱だけ。Eカップの豊満な果実が、寒さと恐怖で小刻みに震えている。
[Shout]「魔境へ追放しろ!」「偽聖女に罰を!」[/Shout]
民衆の罵声、波のように押し寄せる悪意。衛兵たちが乱暴にエリスの腕を掴み、鉄格子のはめられた馬車――獣を運ぶための檻へと放り込んだ。膝が硬い床板を打ち、鈍い痛みが走る。
檻が動き出そうとしたその時である。広場の空気が凍りついた。
カツ、カツ。重厚な軍靴の音が響く。民衆が割れ、現れたるは漆黒の影。
乱れた黒髪に、右目を縦に走る古傷。漆黒の軍服を着崩し、指先まで革手袋に覆われた大男。辺境伯ヴァレリウス・ヴォルフガング。その姿、人の皮を被った獣そのもの。
彼は檻の前で足を止めると、格子の隙間から革手袋に包まれた指を差し入れ、エリスの顎を強引に上向かせた。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:冷静]「……これが、王都の捨てた『聖女』か。随分と安っぽく剥かれたものだ」[/A]
低い、地を這うようなバリトンボイス。エリスの身体がビクリと跳ねる。
[A:エリス・ルミナリエ:恐怖]「……あ……ぅ……」[/A]
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:興奮]「だが、悪くない。その身体に詰まった魔力……一滴残らず私が搾り出してやろう」[/A]
ヴァレリウスの瞳、捕食者の色を帯びてギラリと光る。
その言葉の意味を理解する間もなく、馬車はガクリと揺れ、奈落のような魔境への旅路が始まった。エリスの運命。それが永遠に書き換えられた瞬間である。
◇◇◇
第二章: 蜜の檻
[Sensual]
魔境の城。そこに冷たい石牢は存在しなかった。
代わりにエリスへ与えられたのは、天蓋付きの巨大なベッドが鎮座する、豪奢だがどこか淫靡な香りの漂う寝室。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:冷静]「魔境の結界を維持するには、膨大な魔力が要る。だが、貴様のような『石女』は自力で魔力を放出できん。……ならば、物理的に開栓するまでだ」[/A]
ヴァレリウスは革手袋を外し、無骨な指でエリスの頬を撫でる。
彼女の身体には、彼の趣味だという極薄のシルクのドレスが纏わされていた。透けるような布地の下、豊かな胸の先端が尖り、恐怖と期待に震えているのが見て取れる。首には魔力を抑制し、感覚を鋭敏にする黒革のチョーカー。
[A:エリス・ルミナリエ:恐怖]「そ、そんな……わたくし、このような……はしたない……っ」[/A]
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:冷静]「黙れ。これは治療だ。……啼け。その声が結界を強める」[/A]
彼が取り出したのは、微弱な雷光を纏う魔道具だった。滑らかな曲線の硝子細工が、怪しく脈動している。
ヴァレリウスはそれを、エリスの太腿の内側、最も柔らかく敏感な皮膚へと這わせた。
[A:エリス・ルミナリエ:興奮]「ひぁっ!? ……あ、熱い……熱いです、ヴァレリウス様……!」[/A]
[Heart]ドクン、ドクン。[Heart]
エリスの心臓が早鐘を打つ。魔道具の先端が、これまで清廉潔白を強いられてきた彼女の秘めたる花芯を、じわりと押し広げるように刺激する。
直接的な結合はない。しかし、魔力が練り込まれたその道具は、神経の一本一本を焼き切るような甘い痺れを送り込んでくる。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:興奮]「いいぞ。その魔力だ。……蜜に乗せて、もっと溢れさせろ」[/A]
彼はエリスの耳元で囁きながら、もう片方の手で彼女の背骨をなぞり、帯電した指先で敏感なツボを弾く。
[A:エリス・ルミナリエ:絶望]「ああっ、ああっ! いけません、そんな所……頭が、おかしくなりま……すぅううう!!」[/A]
祈りの言葉しか知らなかった唇から、獣のような嬌声がほとばしる。
下腹部の奥底で、何かが決壊した。透明な愛液が大量に溢れ出し、シーツに濃い染みを作る。それと同時に、部屋中に黄金色の魔力の光が満ちた。
[Think](なんて……なんて浅ましい……私は、汚されていく……)[/Think]
羞恥で顔を真っ赤に染めながらも、エリスの腰は自ら快楽を求めてくねり始めていた。ヴァレリウスの冷たい瞳に見下ろされながら、彼女は聖女としての自分を一枚、また一枚と剥がされていく。
だが、夜はまだ終わらない。
部屋の扉がノックされ、無機質な従者の声が響いた。
[/Sensual]
「閣下、王都より来客です。……王太子セドリック殿下が、視察に」
エリスの動きが凍りつく。熱く火照った身体が一瞬にして冷え込む。
ヴァレリウスは口角を歪め、残酷な笑みを浮かべた。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:狂気]「ほう……。良いタイミングだ。エリス、その乱れた姿を、元婚約者に見せてやろうか」[/A]
◇◇◇
第三章: 歪んだ晩餐
城の大広間は、異様な緊張感に包まれていた。
豪奢なシャンデリアの下、長テーブルの上座にはヴァレリウスが座り、その膝の上にはエリスが乗せられている。
[A:セドリック・アルカディア:驚き]「……な、なんだその恰好は! エリス、君は聖女だったはずだろう!?」[/A]
セドリックが座席から立ち上がり、非難の声を上げる。
だが、その視線はエリスの姿に釘付けだった。
胸元が大きく開いたドレス、乱れた銀髪、そして何より、どこかあどけなさの残る顔に浮かんだ、隠しきれない情欲の紅潮。
[Sensual]
エリスはヴァレリウスの太い首に腕を回し、彼の体温にすがりついていた。
テーブルの下、ヴァレリウスの手が彼女のスカートの中に侵入し、無防備な蜜壺を執拗に弄っているのだ。
[A:エリス・ルミナリエ:照れ]「……っ、んぅ……、で、殿下……見ないで……ください……っ」[/A]
[Heart]クチュ……グチュ……。[Heart]
指が動くたびに、粘着質な水音が静かな広間に響く。それは屈辱の音でありながら、エリスの脳髄を溶かす甘い毒でもあった。
セドリックの瞳孔が開く。かつて「石女」と蔑んだ女が、他の男の指でこれほどまでに淫らな反応を示している。その事実。彼の歪んだプライドと独占欲が鎌首をもたげる。
[A:セドリック・アルカディア:興奮]「……へえ。随分と、開発されたようだね。僕にはあんなに冷たかったのに」[/A]
セドリックはグラスを傾け、粘つくような視線でエリスを舐め回す。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:喜び]「どうだ、殿下。私の『楽器』の音色は。……まだ足りぬか?」[/A]
[A:セドリック・アルカディア:狂気]「ああ、足りないね。……ヴァレリウス、外交特権を行使させてもらうよ。そこで、僕と僕の側近たちの前で、彼女に『奉仕』を命じてくれ。彼女がどれほど堕ちたのか、特等席で見たい」[/A]
エリスは息を呑んだ。元婚約者の前で。衆人環視の中で。
拒絶しようと口を開いた瞬間、ヴァレリウスの指が敏感な一点を強く突き上げた。
[A:エリス・ルミナリエ:興奮]「あひぃいいいっ!!」[/A]
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:冷静]「……聞こえたか、エリス。客人の要望だ。……テーブルの上に上がれ」[/A]
[/Sensual]
エリスの視界が明滅する。
逆らえない。身体が、快楽という鎖に繋がれている。
彼女は震える手足で、食器が並ぶテーブルの上へと這い上がった。白磁の皿がガチャンと音を立てて床に落ちる。
四つん這いになった彼女の背後に、ヴァレリウスが立つ。その向こう側には、歪んだ笑みを浮かべるセドリックと、固唾を飲んで見守る側近たちの視線があった。
◇◇◇
第四章: 聖性の崩壊
[Sensual]
無数の視線。それが熱した鉄のように肌を焼く。
[A:セドリック・アルカディア:喜び]「いい眺めだね、エリス。聖女の仮面を被っていた頃より、ずっとお似合いだよ」[/A]
セドリックの言葉が鞭のようにエリスの羞恥心を打ち据える。
ヴァレリウスはエリスの腰を掴み、自身の股間へと押し付けた。軍服越しでも分かる、硬く脈打つ欲望の塊。
まだ、最後の一線は越えていない。だが、この状況そのものが、どんな交わりよりも深く彼女を貫いていた。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:興奮]「言え。誰のモノになりたい? 誰に、その奥を抉られたい?」[/A]
ヴァレリウスの手が、エリスの胸を背後から乱暴に揉みしだく。尖った爪が蕾を掠めるたび、エリスの背中が弓なりに反る。
[A:エリス・ルミナリエ:恐怖]「い、いやぁ……っ! 見ないで……セドリック様、見ないでぇ……っ!」[/A]
[A:セドリック・アルカディア:興奮]「もっとだ! もっと啼け! 僕の名前を呼びながら、他の男に快楽をねだるんだ!」[/A]
かつて愛を誓った男の、あまりに醜悪な本性。
しかし、その絶望感こそが、エリスの中の魔力回路を焼き切るほどの熱量を生み出していた。
背徳。羞恥。そして、抗えない快感。
全てが混ざり合い、真っ白な光となって彼女の思考を塗りつぶす。
[Heart]ドクンッ!![Heart]
[A:エリス・ルミナリエ:狂気]「あ、ああっ……! もう、無理……! ヴァレリウス様……っ、壊して……わたくしを、めちゃくちゃに……っ!!」[/A]
[Shout]「私はただの、快楽を貪る女ですッ!!」[/Shout]
エリスの絶叫とともに、城全体を揺るがすほどの魔力が爆発した。
広間の窓ガラスが一斉に砕け散る。
聖女の殻は砕け、中から現れたのは、蜜と欲望に塗れた一人の「雌」だった。
[/Sensual]
その時である。
城の外から、地鳴りのような咆哮が響き渡った。
大地が激しく揺れ、テーブル上の燭台が倒れる。
[System]警告:魔境結界、臨界点突破。S級魔獣群、接近中。[/System]
伝令兵が血相を変えて飛び込んでくる。
「閣下!! スタンピードです!! 魔物の群れが、城壁を越えようとしています!!」
ヴァレリウスはエリスを抱き寄せたまま、獰猛な笑みを浮かべた。
セドリックたちは恐怖に顔を引きつらせ、腰を抜かしている。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:興奮]「……来たか。エリス、仕上げだ。戦場で、最高の絶頂を見せてくれ」[/A]
◇◇◇
第五章: 獣の妻
夜闇を焼き尽くす炎、魔獣たちの咆哮。
辺境の荒野は、地獄の様相を呈していた。
無数の魔物が城壁に取り付き、兵士たちが必死の防戦を繰り広げている。
城壁の最上部、戦場を見下ろすバルコニーに、エリスとヴァレリウスの姿があった。
エリスの銀髪は風に狂い咲き、瞳には魔力の燐光が宿っている。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:興奮]「エリス! 今だ! 私を受け入れろ!!」[/A]
[Sensual]
ヴァレリウスは、ついに最後の一線を越えた。
彼がエリスの腰を抱き上げ、その熱く硬い楔を、濡れそぼった秘所へと一気に突き入れる。
[A:エリス・ルミナリエ:興奮]「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」[/A]
快楽と痛みが脳天を貫く。あまりの衝撃に、エリスの視界が白く弾けた。
今まで寸止めで焦らされ続けてきた身体が、異物を貪欲に飲み込み、強烈に締め付ける。
二人の肉体が繋がった瞬間、エリスの体内を循環していた魔力が、ヴァレリウスという触媒を通して爆発的に増幅された。
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:興奮]「ぐ、ぅ……ッ! 素晴らしい……! これほど、とは……ッ!」[/A]
戦場の喧騒の中、二人は獣のように交わり、貪り合う。
ヴァレリウスが突くたびに、エリスの口から聖句ではなく、甘美な喘ぎ声が漏れ出し、それが魔力の波紋となって戦場へ広がっていく。
[A:エリス・ルミナリエ:愛情]「ヴァレリウス様……っ! もっと……! 奥まで……魂まで、注いでぇっ!!」[/A]
[Heart]ドクン、ドクン、ドクンッ!![Heart]
二人が同時に絶頂を迎えた瞬間。
[Magic]《聖女の愛欲(エロス・ルミナリエ)》[/Magic]
エリスの身体から放たれたのは、清らかな浄化の光ではない。
毒々しいまでに鮮やかな、桜色の閃光だった。
光は波動となって戦場を駆け巡り、触れた魔物たちを次々と灰へと変えていく。それは、神への祈りではなく、愛欲の叫びが具現化した破壊の光。
[/Sensual]
光が収束した後、荒野には静寂だけが残っていた。
魔物は一掃され、夜明けの光が地平線を染め始める。
城壁の上で、エリスはヴァレリウスの胸に崩れ落ちていた。
汗と白濁した愛液に塗れたその顔は、かつての聖女の仮面など微塵もなく、ただ愛された喜びに満ちた、艶やかな女の顔。
[A:セドリック・アルカディア:驚き]「……な、なんだあの力は……。エリス、僕が悪かった。戻ってきてくれ。君こそが真の聖女だ……!」[/A]
安全な場所から這い出してきたセドリック。彼が縋るように手を伸ばす。
しかし、エリスはその手を冷ややかな目で見下ろした。その瞳には、かつての虚ろさはなく、確固たる意志と、隣に立つ男への情熱が宿っている。
[A:エリス・ルミナリエ:冷静]「……いいえ、殿下。聖女エリスは死にました」[/A]
彼女はヴァレリウスの腕に自ら絡みつき、その頬に熱い口づけを落とす。
[A:エリス・ルミナリエ:喜び]「私は今、この上なく幸せな……淫らな獣の妻ですので」[/A]
[A:ヴァレリウス・ヴォルフガング:喜び]「……よく言った。帰るぞ、私の愛しい『楽器』。……続きは寝室だ」[/A]
朝焼けの中、ヴァレリウスに抱き抱えられて去っていくエリス。
その背中は、かつてないほど自由に、そして美しく輝いていた。
[System]ミッションコンプリート:聖女の堕落、完了。[/System]