冷徹社長の執愛檻~契約妻は夜毎、香りまで開発される~

冷徹社長の執愛檻~契約妻は夜毎、香りまで開発される~

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第一章 黄金の檻と契約の接吻

都心を見下ろす高層マンションの最上階。窓の外には宝石を散りばめたような夜景が広がっているが、今の私、早川美桜(はやかわ みお)の目には、目の前の男しか映っていなかった。

「……ここにサインを。これで君の父親の借金はすべて僕が肩代わりする」

低い、けれど背筋が震えるほど艶のある声。

目の前に座るのは、私の勤務先である大企業の若き社長、神宮寺玲王(じんぐうじ レオ)。

冷徹無比と恐れられる彼が、なぜか私のような地味な事務員に「契約結婚」を持ちかけてきたのだ。

「はい……あの、本当に私でいいんでしょうか」

「君がいい」

間髪入れずに返された言葉に、心臓が跳ねる。

玲王社長はゆっくりと立ち上がると、テーブルを回り込んで私のそばに立った。

彼から漂うのは、高級なコロンと、その奥にある男の体臭が混じり合った、脳髄を痺れさせるような香り。

私は生まれつき嗅覚が鋭く、人の感情や本質を「匂い」で感じ取ってしまう特異な体質だ。

そして今の社長からは、獲物を狙う獣のような、焦げ付くほどの独占欲が香っていた。

「美桜」

名前を呼ばれただけなのに、呪縛にかかったように体が動かない。

大きな手が私の顎をすくい上げる。

冷ややかな指先とは対照的に、彼の瞳の奥には青白い炎が揺らめいていた。

「契約完了の印だ」

反論する隙も与えられず、唇が塞がれた。

ただ触れるだけのキスではない。

唇の端を甘噛みされ、驚いて開いた隙間から、熱いものが強引に侵入してくる。

「んっ……ぁ……!」

息ができない。

口内を蹂躙される感覚に、膝の力が抜けていく。

崩れ落ちそうになった私の腰を、彼の強靭な腕が抱き留めた。

ワイシャツ越しに伝わる硬い筋肉の感触。

密着した腹部から、彼が抱える「熱」の質量が伝わってくる。

「……っ、ふ……しゃ、ちょ……」

「玲王だ。家では名前で呼べ」

唇を離した彼は、乱れた私の吐息を楽しむように見下ろしている。

その視線は、まるで値踏みをするようでありながら、もっと深い、暗い欲望を含んでいた。

「逃げられると思うなよ、美桜。この扉をくぐった瞬間から、君の爪の先から髪の一本まで、すべて俺の所有物だ」

耳元で囁かれた低音に、私は恐怖と、それに似た奇妙な高揚感を覚えていた。

これは契約結婚なんかじゃない。

私は、とんでもない猛獣の檻に入ってしまったのかもしれない。

第二章 剥がされる理性と衣服

生活が始まって一週間。

玲王の過保護さは異常だった。

会社への送迎はもちろん、私が男性社員と会話をしただけで、その夜の彼は不機嫌になり、執拗に私を「検分」する。

「今日はマーケティング部の佐藤と笑っていたな」

帰宅するなり、リビングのソファに押し倒された。

間接照明の薄暗がりの中、玲王の顔が迫る。

「ち、違います。仕事の話を……んっ!」

弁解は、首筋に吸い付く唇によって遮られた。

濡れた舌先が肌を這い、鋭い痛みが走るほど強く吸い上げられる。

「あ……っ、だめ、あとが……残ります……」

「残すんだ。誰の女か、一目でわかるようにな」

彼の指が、私のブラウスのボタンを一つ、また一つと外していく。

抵抗しようと手を伸ばすが、あっけなく手首を掴まれ、頭上で交差させられてしまった。

身動きが取れない。

晒された肌に、冷房の風と、玲王の熱い吐息が交互にかかる。

「君からは、甘い匂いがする」

彼は私の鎖骨のくぼみに顔を埋め、深く息を吸い込んだ。

まるでドラッグを吸引するかのような、陶酔しきった呼吸音。

「この匂いが、俺の理性を焼き切るんだ……」

普段の冷徹な社長の姿からは想像もできない、切羽詰まった声。

彼の大きな手が、スカートの裾から滑り込んでくる。

ストッキング越しの摩擦熱が、太ももの内側を駆け上がる。

「や、あっ……そこ……!」

「感じるか? 君の体は正直だ。俺の手が触れただけで、こんなに熱くなっている」

指先が際どい場所を掠めるたび、私の口からは意図しない甘い声が漏れてしまう。

頭では拒絶しなければと思うのに、体は彼に触れられることを渇望し始めていた。

彼の指使いは巧妙で、執拗だ。

焦らすように円を描き、敏感な場所をピンポイントで責め立ててくる。

「玲王、さん……もう……おかしくなる……」

「おかしくなればいい。俺のために狂え」

下着の縁に指が掛けられる。

もう、逃げ場はどこにもなかった。

第三章 蜜月、あるいは捕食の夜

寝室のキングサイズのベッドに沈められた私は、もはや抵抗する力すら残っていなかった。

視界が涙で滲む。

玲王は私の上に覆いかぶさり、猛禽類が獲物を愛でるような目で見つめている。

「美桜、愛している」

それは告白というより、呪いの言葉のように響いた。

彼は私の両足を大きく開かせ、その間に自身の体を割り込ませる。

「……っ、き、ます……!」

比喩ではなく、魂ごと貫かれるような衝撃。

私の身体の奥深くまで、彼の存在が侵略してくる。

異物感は一瞬で灼熱の快楽へと変わり、私の思考を白く塗りつぶしていった。

「あぁっ、んあぁっ! れ、お……さんっ!」

「いい声だ……もっと、俺を呼べ」

彼は私の腰を掴み、自身の欲望を容赦なく叩きつけてくる。

激しいピストン運動に合わせて、ベッドのスプリングが軋み、肉と肉がぶつかり合う卑猥な音が部屋に響く。

快楽の波が絶え間なく押し寄せ、息継ぎすら許されない。

「深い……君の中、すごく熱い……溶けそうだ」

彼の荒い息遣いが耳元にかかる。

私の敏感な場所を、彼の硬く熱い楔が何度も擦り上げ、抉っていく。

理性が決壊する音が聞こえた。

私は彼にしがみつき、背中に爪を立てる。

「もっと……もっと奥……!」

「ふっ、貪欲な子だ。望み通りにしてやる」

彼の動きがさらに激しさを増す。

私の内側の柔らかな粘膜が、彼のかたちを完全に記憶させられていく。

何度も絶頂を迎え、意識が飛びそうになるたびに、彼に深いキスで繋ぎ止められる。

視界がチカチカと明滅する。

彼と繋がっている部分から、電流のような痺れが全身に奔流する。

恥ずかしいとか、契約だとか、そんな些細なことはどうでもよくなっていた。

ただ、この圧倒的な雄の力に屈服し、満たされることだけが、今の私の世界の全て。

「美桜、イクぞ……一緒に……!」

「ああっ、あああぁぁぁーーッ!」

彼が最奥で震え、私も同時に弓なりになる。

私の全てが彼に注ぎ込まれ、彼の一部が私の中で溢れ出した。

第四章 永遠に解けない檻

激情の嵐が過ぎ去った後、私は玲王の腕の中でまどろんでいた。

全身が倦怠感に包まれているが、それはひどく甘美な重みだった。

玲王はまだ私を離そうとせず、汗ばんだ髪を優しく撫でている。

その手つきは、壊れ物を扱うように繊細で、先ほどの野獣のような激しさが嘘のようだ。

「……もう、逃がさない」

彼は私の首筋に、また一つ、赤い印を刻みつけた。

痛みと甘さが同時に走る。

「君の借金なんて、最初からどうでもよかった。俺が欲しかったのは君だ」

彼は独り言のように呟いた。

「君の香りを一度嗅いだ時から、どうしようもなく欲しくてたまらなかった。だから、あえて追い詰めたんだ。君が俺に縋るしかなくなるように」

その告白に、私は戦慄するべきだったのかもしれない。

けれど、私の心に湧き上がったのは、歪んだ安堵感だった。

この人は、私がいなければ生きていけないのだ。

この完璧なエリート社長を、私の「匂い」が支配している。

「……ひどい人」

「ああ、そうだ。だが、君も俺なしじゃ生きられない体にしてやる」

再び、彼の手に力がこもる。

シーツの下で、まだ熱を持った彼の一部が、再び主張を始めていた。

「……っ、まだ、するの……?」

「夜はまだ長い」

玲王は妖艶に微笑むと、再び私に覆いかぶさった。

逃げるつもりなんて、最初からなかったのかもしれない。

私は自分から腕を伸ばし、彼の首に絡ませた。

この甘く危険な檻の中で、私は彼に愛され、開発され、堕ちていく。

それが、今の私にとっての至上の幸福なのだから。

窓の外では、夜明け前の街が静かに息を潜めていた。

二人の熱狂は、まだまだ終わりそうになかった。

AI物語分析

【主な登場人物】

  • 早川美桜 (Mio Hayakawa): 地味な事務員だが、他者の感情や本質を「香り」として感知する特殊な嗅覚を持つ。自己肯定感が低く、強引なアプローチに弱い。玲王の執着によって、自身の隠された官能性が開花していく。
  • 神宮寺玲王 (Reo Jinguji): 冷徹と恐れられるエリート社長。実は重度の「匂いフェチ」であり、美桜の体臭に異常なまでの執着と興奮を覚える。契約結婚は彼女を合法的に独占するための罠だった。

【考察】

  • 香りのメタファー: 本作における「香り」は、理性を超えた本能的な惹かれ合いの象徴である。視覚的な美しさではなく、生物としての適合性を強調しており、逃れられない運命(フェロモンによる支配)を描いている。
  • 檻の二面性: タイトルにある「檻」は、美桜を閉じ込める物理的なマンションであると同時に、玲王自身が「美桜の香りなしでは生きられない」という依存の檻に囚われていることを示唆している。支配しているようで、実は支配されているという逆転構造が、この物語の官能的なスパイスとなっている。
  • Show, Don't Tellの活用: 直接的な性行為の描写を避けつつ、「熱」「音」「圧迫感」「溶ける」といった感覚的な表現を多用することで、読者の想像力を刺激し、より没入感のあるエロティシズムを表現している。
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